pafa’s 研究所

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部下が大きな失敗をしたら怒鳴り散らす。社長へはやり過ぎと思われる程の責任を部下に負わせる事が部下を守る

こんにちは、パファです。

 

 

私の部下の役職付いている人が、その人の部下の失敗を事なかれで流していた。私はそれを知った時に社員と、役職付いている部下の2人を罰しなければならなくなった。

特に役職が付いている部下への責任は重く取らせた。そうしないと、社長が私以上に追い込んで下手すると退職まで追い込むから。

今日は部下の失敗の対処方法をお伝えします。

 

 

目次です。

①責任の取らせ方が甘いと社長が入ってくる

②部下の性格を知っているあなたが責任を取らせる

③信頼と部下を守るために重い処罰を決める

④処罰の決め方

 

 

このブログは私が大学の心理科で学んだことや、起業してその失敗、現在勤めている会社の責任者として経験等、実体験を元に記載しています。

少しでも参考になれば幸いです。

 

 

 

  

 

部下の失敗は、会社の信頼を落とさない事と部下が辞めないように配慮する

 

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会社は人を育てる場所でもあります。だから部下を育てるのも上司の仕事の一つ。

それなのに事なかれ主義は、育てる事を放棄する意味にあたる。部下が育たなければ上司の責任だし、100年続く会社にならない。

つまり後世に託すために、部下の失敗へも向き合わなければならない。

 

はっきり言うと面倒です。自分の失敗ではないのに、その責任を負って怒られたり処罰されるのだから。

だがそれも含めて管理職の仕事だし、大人としても成熟できる。

そんな部下が付いた人にお伝えします。

 

 

①責任の取らせ方が甘いと社長が入ってくる

部下が大きな失敗をしてしまい取引先にも迷惑をかけ、自社にも損害を与えた。

そんな時あなたは部下に責任を負わせますか。それとも何事も無かったように時が過ぎるのを待ちますか。

 

もし後者ならせっかく昇進したのに、降格する可能性は高いです。

理由は隠すからです。隠して信用を失い、降格する。

 

私は部下に責任を負わせますし、自分も負います。

そして部下への処罰は私が決めます。理由は部下は自分で責任を取る経験が少ないから、自分で決められない。そして追い詰めると会社を辞めてしまう。さらに社長へ処罰を任せると辞めさせる、減俸、降格を言い渡す可能性が高い。

私は部下に反省はしてもらうが、辞めさせずに教育したいから私が処罰を決めます。

 

きっちり処罰し反省してもらうことで、会社の信用を落とさず部下も守れるのです。だから部下への処罰はあなたが決めましょう。

 

 

 

②部下の性格を知っているあなたが責任を取らせる

部下も失敗をしたくてしたわけではない。もちろん失敗した理由はあるでしょう。

そして部下の性格は日々接しているあなたが良く分かるでしょう。

 

もしかしたら普段から悩みを抱えていたのかもしれない。体調が優れなかったのかもしれない。ただの不注意だったかもしれない。

さらに部下1人の責任ではなく、複数人かもしれない。はっきりと原因が分からないこともあるかもしれない。

 

それでも上司であるあなたはきっちりケジメを付けなければなりません。

 

そして人はそれぞれ嫌いな事は違います。プライドも違います。

それら全ての事を考慮して処罰を決めていきます。

 

その処罰はできれば周囲からみて重い方が望ましいです。

理由は甘いと思われると社長が入ってくるし、あなたが甘い人でしっかり部下を教育出来ない人だと思われる。

初めての失敗ならまだ多少甘くても許されますが、同じ事で複数回の失敗なら別です。回数を重ねる度に重くしましょう。

それと同時に複数回ミスをするなら、問題が別にあるかもしれない。そこを探る必要性も出てきます。あなたが知らない場所で新たな問題も考えましょう。

 

 

 

③信頼と部下を守るために重い責任を決める

重い処罰を決める理由は、同情されるためです。

あなたが悪者になり、重い決断をする。部下は失敗したから受けざるを得ない。周囲からしたら重い処罰ほど「そこまでしなくても」という気持ちになる。

すると失敗した問題から、処罰へ周囲の目が向く。

 

そこが狙いです。

理由は甘い処罰は社長が介入してきて、辞職に追い込むから。

なんとしても会社の信用の回復と、部下を守る。これがあなたが取るべき行動です。

 

繰り返しますが、上司のあなたが悪者になりましょう。

そして部下だけに処罰を与えてはダメです。自分も処罰に入れるんです。これもできれば重いほうが良い。

 

理由は、社長に「そこまで望んでいない」と言わせるためです。すると失敗した事よりも「同じ失敗を繰り返すな」と言って収まります。あなたの覚悟と気持ちが社長に伝わります。

※大企業では通じない事もあるかもしない。あくまで中小企業に限ります。

 

 

 

④処罰の決め方

何度も言いますが、事なかれが一番ダメ。遅い判断もダメ。なるべく早く決断すると、いくらか軽く処罰を決められます。時間が経つと冷静に分析されるので、本当に重くしないと甘いと思われます。

 

自社への損失が報道されるほど大きいと退職や降格はありうるでしょう。そうでない限りはそれは避けましょう。

毎日一緒に頑張っている部下です。家族は守るのが親の努めです。

 

ではどう処罰を考えるのか。その失敗の重さで変わるので、目安でお伝えします。

 

私は初回の失敗であれば、私の信用を担保に教育を引き受けます。部下の失った信用を私に移動させるんです。

実際に教育が必要なので、私の社長代理という信用とこれまでの実績を担保に任せてもらいます。

初回であれば社長も納得してくれます。

 

2回目以降、複数回であれば問題です。

部下に悪意が無い事が前提です。

責任のとり方の経験が少ないから、「どう責任を取るのか」と追い詰めると退職がすぐに出てくる言葉でしょう。だから守るためにあなたが処罰を決める。

 

私は精神的に適度な苦痛を感じてほしいと思っています。過度な苦痛はダメです。潰れてしまう。

 

そのために部署内でも社内でも会議を開いて事の経緯と、原因、改善点を発表してもらう。そしてその発表させたのは上司である私の指示でさせたと全員に伝える。

 

冒頭にもお伝えしましたが、隠すのが悪い。言わないのも社員から不信感をかう。だから会議を開いて一度に全てを本人の言葉で伝えてもらう。

部下は嫌な思いをするでしょう。自分の失敗を自分で言うのですから。説明しながら言い訳もしたくなるでしょう。

 

 

さらにまた同じ事で失敗をしてしまったら、配置変更や有期限の減俸等、見て分かる重い処罰が必要となる。

そして同時に失敗が単なる部下だけの原因なのか、確認する必要が出てくる。もしかしたら部下だけではなく別に原因があるかもしれないから。部下が言えずにいるのかもしれない。

 

 

そして同時にあなたの処罰です。

自分の処罰も部下よりも重いほうが望ましいです。理由は上記と同じで同情してもらうためです。

 

これまで私は責任を取るために、何度か社長へ辞表を出しています。

すべて捨てられましたが。

そしてこれはパフォーマンスではなく、私はいつでも辞職する気持ちは持っています。それほどの覚悟で仕事をしています。

 

辞表は行き過ぎでも、有期限の給料の減俸やボーナスの返金はあっても良いと思います。それも大概社長から「そこまでは望んでいない」と言われますから。

そう言わせたらあなたの勝ちです。信頼も上がります。

 

 

関連ブログです。

 

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最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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