pafa’s 研究所

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部下のメンタルが弱く、対応に困った時の事例

今日は部下の一人がメンタルが弱く、上司であるあなたを悩ませている一つの考え方をお伝えします。

僕の体験談です。

 

結論は、

  1. あなた(上司)
  2. チーム(本人以外)
  3. 本人

の順番で守る。です。

 

部下の状況や環境によって変わるので、絶対この順番とは言いきれません。

ですが、基本的にこの順番で対応していくのが、今の私では望ましいと考えています。

 

 

この順番の理由

 

まず最初に守るのがあなた自身です。

なぜなら助けられる人が、助けられなくなったら全体が崩壊してしまいかねません。

例えば、災害時に救急隊の方々が助けられないと、助かるはずの人も助からなくなります。

 

まず、助けられる人の心身を安定させる。これが最優先です。

冷静に判断できないと、あなたも感情的になってメンタルが巻き込まれて感情的になりやすくなります。

 

実際に僕が経験しました。

精神的な病気を診断をされて心を病んでいる部下が、週に2回以上休んだり、毎月半分以上を休んだり。 

その方も苦しんでいるので、可能な限り負担のかからないようにしたいとは思っています。

しかし仕事に穴を開けられると、仕事が成り立たない日もあります。

両方に対応を迫られます。

 

当然穏やかな気持ちではいられなくなります。

 

それでも部下の話を聞く。

共感する。

どうしたいか確認する。

 

最悪なのが自分のストレスを部下にぶつけたり、反論したり、情けないと蔑んだり、自分の過去の話しを持ち出したりする事です。

 

 

そうではなく部下の気持ちを受け止める事で、まずは気持ちを安心させるのが第一です。

ですが簡単に部下の気持ちは安定しません。

話を聞きながら、このままメンタルが回復しない場合を想定していきます。

 

その際に影響を受けるのが、チームの人たちです。

 

 

チームを守る

 

上司であるあなた自身を守りながら、次に守るのがチームです。

なぜならあなたがチームの上司なら、仕事で結果を出す責任があるからです。

会社の業績を下げるのは、スタッフの給料額に影響を与えかねません。

会社の収入の安定を通して、スタッフの生活を守る。それが上司であるあなたの仕事の一つです。

 

 

そして注意する点があります。

メンタルが弱い方がチームに与える影響力は、割と多くあります。

その影響力を抑えるのも、求められます。

 

社員に、メンタルが弱い部下の病状をどの程度伝えるかも悩みどころです。

 

例えば医者に病名を診断される程のメンタルが弱い方がいたとします。

チームの一人に伝えるだけで瞬く間に広まります。

するとその病名が勝手に肉付けされて拡散され、本人が孤立、嫌がられる可能性が高まります。必ずそうなるとは限りませんが。

 

部下から病名を伝えられても社員に偏見を持たせないために、すぐには伝えない方が望ましい場合が多いと思います。

実際僕はすぐには伝えません。

 

もしあなたがその部下を守ると思うのであれば、人事に掛け合って異動させるのが望ましいと思います。 

 

他方、あなたがチームの一員としてやっていけると確信したなら、全員に本人の許可を得て病名を伝えるのも手段の一つです。

 

僕はADHDパニック障害の方を受け入れて、誰にも言わずにチームに馴染むよう関わりながら、ある程度慣れてから主要メンバーから伝えます。

 

 

本人を守る

 

最後になりましたが、本人を守ります。

現実は同時進行です。

 

部下は苦しんでいます。

自分では解決できないから苦しんでいます。

しかしあなたも僕も医者ではないので(多分)、病院受診を勧めましょう。

そしてアドバイスはあまり意味がない場合が多いと感じています。

むしろアドバイスをしてあなたのいう通りにしない時の、あなたの苛立ちが一層状況を悪化させます。

 

アドバイスはせず、ただ話を聞く(聞いたフリでも良い)で感情を理解する。

感情を理解する言葉と、ひたすら聞き役に徹することでその場はやり過ごせます。

本人を守るためには感情を聞く必要があります。

理解するまで必要なのかは、その時の部下の感情によって変わります。

いずれ話をただ聞くという事はとても重要です。

そしてあなたは部下を守りたいというスタンスも明確に示すことです。

感情的になっていると、あなたの態度や言葉で足を掬われかねません。

 

僕の経験では、残念ながらそれでも部下は自分を理解してくれない。と思われることが多かったです。

こっちの苦労は一切度外視で、自分のことばかりの言葉を投げかけてきます。

 

それでも耐えていると、この温度差は部下の居心地の悪さに繋がります。

すると退職を選ばれます。

僕が退職を望んでいるわけではありませんが、居心地の悪さはいずれ退職を選ばれます。

 

そしてそこで学べることは、採用の面接に活かされます。

失敗したくないため、慎重に応募者を見るようになります。

しかし慎重になり過ぎると、採用できる人が限られます。

結果、社員が足りないために自分が苦しむ。

という悪循環になります。

つまり上司のあなたの経験が増え、成長します。

 

話が少しそれました。

一番守るべきは売上を向上するために、チームの社員全体をマネージメントしていくことです。

一人を見ながら全体も見る。

目的を見失わない芯が求められます。

 

お互い頑張っていきましょう。

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