こんにちは、パファです。
今日は失敗してへこんでいる同僚を、つい助けてしまう方向けです。
困っている人を助けようと思う気持ちは大切です。
そして人として必要な行動です。
しかし順番には気をつけましょう。
自分も引きずられてしまったら、チーム全体が悪い方向に向かいます。
解説します。
近づかない方がいい理由
ですが、失敗してへこんでいる同僚はマイナスの雰囲気をまとっています。
近づかない方がいい3つの理由をお伝えします。
理由① マイナス感情は伝染する
同僚も失敗したかったわけではありません。
そして上司から怒られるから、さらにへこみます。
失敗した直後は何を言われても「簡単には気持ちを切り替えられない」のは、全員が体験済みのはずです。
例えば「僕はダメだ。使えない人間だ。人の迷惑になる」と念仏のように同僚が言っていたとします。
するとあなたの思考内にも刷り込まれるように否定的な言葉がインプットされ、気持ちもネガティブになっていきます。
あおり運転の事件や汚職事件等のニュースを見ると、イライラする感情と同じ現象です。
理由② 失敗から学ばないとまた同じ失敗をする
このブログでも何度も伝えています。
学ぶ事が見つかった、むしろ好ましい状態です。
それを乗り越えられると、また成長します。
だから精神的な支えになったり、アドバイス程度はあっても良いですが、基本的にはあまり助けない方が望ましいです。
理由③ 自分の仕事が優先
同僚が失敗して、同僚のために手を止めている時間はあるのでしょうか。
時間があるのなら、良いと思います。
まずは自分の仕事が優先です。
5分程度の簡単に終わる仕事であれば助けても良いかと思いますが、それ以上の時間を使うのは好ましくありません。
どう判断するかは上司が決める
同僚を思う気持ちを伝える場面は最後です。
とにかく自分の仕事を優先させましょう。
あなたは自分の仕事に影響しないよう、注意しましょう。
僕の話をします。
僕は中小企業で管理職に就いています。
部署内の誰かが失敗すると、すぐ手助けしに来る部下がいました。
そういう人の多くは、自分の仕事も遅い。
(周囲で起きる事に振り回されて、自分の仕事に集中出来ない)
さらに「人を助ける」行動で自己満足の世界に入る。
つまり全体の仕事に遅れが出ます。
自分の仕事を優先させましょう。
助けるなら、終わった後のモチベーションに焦点を
失敗した人を助けるなら、仕事が終わってからにしましょう。
仕事後はプライベートな時間なので、使い方は自由です。
最初は気持ちをただ聞いてあげてください。
相手はへこんでいます。
自分を責めています。
ある程度落ち着いてから、あなたの話をしましょう。
僕の話しをさせて頂きます。
これまで部下が同僚を慰める現場をいくつも見てきました。
僕と同じ40代以降の人は、自分の苦労を持ち出して比較するのはやめましょう。
失敗はダメではなく学ぶべき過程
無闇矢鱈に助けるべきではありません。
なぜ失敗したのか。
人は教えてもらうよりも、気付く方が自分の血肉になります。
その血肉を付けようとしている人に対して、間違った善意で助けるのは長い目で見てマイナスでしかありません。
そして自己満足です。
また、僕の話をします。
僕は部下が行っている仕事を見て、失敗したり間違っている事を知っていても教えない時があります。
僕が教えたり直したりすると、時間もかからずすぐ終わります。
だから間違っているのを知っていながら、何も注意せず黙って見ています。
そして失敗したと気付いてから、部下の動向を注視します。
どうやって解決させるのかを。
当たり前ですが僕も同じ様に苦しんできましたし、今も毎日答えの無い問題に向き合っています。
自分も失敗したらあまり助けてもらわない方がいい
最後は人の事ではなく、自分の事です。
あなたも必ず失敗します。
失敗しない人なんていません。
ですがよほど緊急性が高かったり、社外の人を巻き込んでいない場合を除いて自分で解決するべきです。
理由は述べてきました。
その時、助けてくれる同僚もいるかもしれません。
「気持ちは有り難いが、自分で可能な限り解決してみる」
という気持ちで、取り掛かりましょう。
僕も、仮に部下が「自分で解決してみたい」という言葉が出ると嬉しくなります。
時間を決めて原因解決に挑みましょう。
同僚もあなたも失敗から個を伸ばす。
そうやって会社組織は太く大きくなっていきます。
無用な手助けはやめましょう。
終わります。
今日も最後までご覧下さり、ありがとうございました。
あなたの明日は今日よりも苦難が減り、より多くのチャンスと幸福に恵まれた1日になるように。
また明日。
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