こんにちは、パファです。
このブログは私が大学の心理科で学んだことや、起業してその失敗、現在勤めている会社の責任者として経験等、実体験を元に記載しています。
少しでも参考になれば幸いです。
私の部下の男性が、その男性の部下が言う事を聞かなくて困る。ような事を言っていました。
時間を作ってその男性の話しを聞きながら、私の考えを伝えました。
理解してくれたようですが、すぐ変えられるわけでもないようで、苦しんでいます。
そんな方へお伝えします。
役職者の目的をはき違えている。目的を見失うな
会社は業績を上げることと、人を成長させる場であるのはこれまでにも何度も伝えてきました(得た利益で株主への還元したり、社員へ給料を払ったり、税金を支払う事も目的に含まれています)。
だが私利私欲のためだったり、個人的な感情のために会社や社員を利用するなんて言語道断。そんな人に一社員としての価値はありません。
目次です。
①他人や環境のせいにするのは逃げている証拠。
②自分自身の言動を振り返る技術。
③部下を成長させて、さらに業績を上げて自分が昇進する。~視線を部下から業績に向ける~
説明していきます。
①他人や環境のせいにするのは逃げている証拠。
上司と部下は育った時代が違います。
上司が育ったように部下を育てるのは間違っています。時代が違います。
私は昭和育ちです。現在多くの役職者も昭和世代が多いと思います。
昭和は「見て覚えろ」「技を盗め」的な思考です。
時代に沿っていないのは部下ではなく、上司です。もっと時代を見ましょう。
そして話しをしないと分からないことがあります。
部下が思い通り動かないのではなく、動けない場合もあります。つまり適材適所ではないかもしれません。
その場合も部下と話しをした上で、部署の移動を希望しても良いかも知れません。その時は部下の話しをじっくり聞きましょう。
さらに部下に限らず生理的に人と合わない場合もあるでしょう。
仕事云々ではなく、そもそも合わない。その時は部下も同様に思っているはずです。
ですが立場上あなたの方が強いので、部下は立場が弱いために話せずにいます。
あなたから話しかけないと部下は不満ばかりが募ります。だから話しかけるのはあなたからです。
それらを前提で進めます。
「言うことを聞かない」とは、部下との信頼関係が築かれていません。
その部下にあなたが興味を持っていない状態にもあります。
だから部下へ興味を持ちましょう。
私も以前会社を立ち上げた時に部下に言われました。私は「社員の誰にも興味を持っていない」と。
言われた後に考えましたが、人に興味を持つ意味がわからなかった。
部下がどこに住んでいて、これまでどんな仕事をしてきて、何が趣味なのかは分かります。しかし興味を持っていないと言われても理解できなかった。
その時は会社を波に乗せることで精一杯で、社員たちと会話する余裕がありませんでした。
だから「俺の言う事を聞け」のスタイルで接していたと、倒産させた後に振り返ってから分かりました。
もし部下に興味がない人がいるとしたら「部下の背景を知る」ように、今なら伝えられます。
背景とは、今日出社してきた部下がもしかしたら何かの悩みを持っているかも知れない。だから体調も含めて「声をかけましょう」。
「今日元気?」でも「最近の調子はどう」でもいいです。こちらから話しかけて下さい。
ほとんどの返答は「元気です」で返答があります。
上司であれば部下の雰囲気とその一声で、大体の状況は感じることができるでしょう。
もし部下が本当に困っていたら「実は‥」と返答します。上司に相談してきたら、けっこう悩んでいる証拠です。真剣に向き合って返答しましょう。
それが興味を持つ始まりです。
そして会話をせず部下に苛立つ理由は、相手に期待しているからです。
あなたが部下に求める理想があり、そこに達していないから怒りが湧いてくる。
興味は持つが、あまり期待はしてはダメです。そして期待していない事を口にするのは絶対ダメです。
仕事を任せますが、普段からの仕事ぶりでおおよそ成果を上げるか、失敗するかは想像がつくと思います。
事前に想定しておいて、どのような結果でも受け止められる状態にしておきましょう。
信用される方法は下記にリンクを貼りますので、参照して下さい。
②自分自身の言動を振り返える技術。
部下が言うことを聞かないのは、部下だけのせいではないかも知れません。
つまり上司の普段の行動に不満があって、言われても言う事を聞く価値がないと判断した場合もあります。
これは仕事だけではなく、上司となる人の社内での言動全てが対象となります。
人を教える立場の人は、普段から自らの行動や発言にも責任を持たなければなりません。
自分を律することが出来ない人に、とやかく言われても言うことを聞かないのは当たり前です。
その上で話しを戻します。
自分の行動を振り返る方法で、私は現状では一番オーソドックスなPDCAをお勧めします。
なぜなら私のお伝えする方法は、これが一番早く振り返られるからです(PDCAを詳しく知りたい方は、お手数ですが調べてみて下さい)
つまり振り返るのもスピードが大事です。時間を置けば新鮮ではなくなります。
1周間後でも3日後でも遅い。行動した直後、その場ですぐに振り返られます。
一般的に計画を達成させるには以下の通りとなります。
目標を立てて計画し、行動します。そしてその行動を振り返り、修正してまた行動を起こします。
チームで行う場合、振り返るには情報を集めるためにも一定時間の行動が必要となります。
しかし個人で振り返る場合は、超短期と中期、長期で振り返りが必要です。
中期や長期はこれまでも一般的に振り返っているので、説明を省きます。
超短期の振り返り方ですが、発言や行動をしながら振り返ります。
自分の発言や行動は、本来目指している方向性に沿っているのかいないのか。
例えば部下が事で失敗をしてあなたが怒ります。その時に普段からのたまっている不満が出始めたら、今指示した内容とは違う事で怒っているのですぐ修正できます。
イメージするなら、ナビが道をそれたらアラームを出すような感じです。
道が外れたら、すぐに修正する。
全ての発言と行動に無駄がなくなるので、早く進むことが出来ます。
つまりあなたの発言と行動が、本当に部下を指示するに値する状態にあるのか確認しましょう。
もし部下が見えない部分で、バレたら文句を言われるような言動をしているなら、すぐに止めましょう。
もしかしたらもうバレているかも知れません。
この超短期の振り返りは普段から使えます。
例えばやるつもりもないのにスマホでゲームをし始めたり、You Tubeを見始めたりです。これを発動したらすぐに止められます。
③部下を成長させて、さらに業績を上げて自分が昇進する。~視線を部下から業績に向ける~
もう一度会社の目的を考えます。
業績を上げて利益を出す。そして人を成長させる。その成長には部下へ会社の未来を「託す」のも含まれています。
「部下が成長するのは自分の立場を危うくする」なんて考えている役職がいたら、さっさと落ちろと言いたい。そんな奴は会社の荷物でしか無い。
足の引っ張り合いをする業務なんてどこの会社にもありません。
私は部下が成長して立場を越えてくれるなら、いつでも歓迎します。なんなら今日からでも良いとさえ思っています。抜かれることは全く怖くないですし。
むしろ私に時間が出来て別のことに手を付けられるから、早く越えてほしいくらいです。
上司の仕事は、部下を育てて信用して、仕事を任せる。
自分が空いた時間で新しい売上方法を考えて、業績を上げる可能性を増やす。
もし軌道に乗ったら部下に教えて、部下がさらに部下へ指示できるように教える。
部下が成長し、自分はまた新しい売上を上げる方法を考えて実行する。
その新しい売上を作り上げる方法を部下に伝えて引退。
部下を罵ったり、他人の足を引っ張ったり、評価されないなんて言ったりやったりしているやつ。何度も言いますが、そんな奴は会社に入りません。どうぞ能力ある後輩たちのために席を開けて下さい。
関連ブログです。
部下を信用できないなら、それも上司の責任です。
どうせ生きるなら、成長して有意義に生きましょう。
部下にいつ見られても恥ずかしくない行動をとる。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。