こんにちは、パファです。
このブログは私が大学の心理科で学んだことや、起業してその失敗、現在勤めている会社の責任者として経験等、実体験を元に記載しています。
少しでも参考になれば幸いです。
昨日に引き続き、上司の話しです。
もし上司が無能な場合の考え方です。バカな上司に振り回されて、あなたの大切な時間を台無しにしない考え方をお伝えします。
上司も新人の頃は一生懸命だった。人は変わる。それは誰にでもありうる話し
私も上司の立場にあります。馬鹿な上司かと思われているかもしれませんが、決断は明確にし判断には部下の意見をなるべく多く聞くようにしています。
「私の考えは間違っている」という考えを前提にしています。
私が始めて役職に就いたのは26歳くらいだったと思います。その時は上司としてやる事がわからず、ただ名ばかりの役職でした。
そこからさらに昇進し、いよいよ部下のマネージメントから逃れられなくなってから、多くの問題が出てきました。同期入社の部下からは圧力をかけられ、おそらく無能なやつと思われていたと思います。
そんなこんなで現在44歳。多くの経験をしてきたのでお伝えします。
今回お伝えするのは以下の内容です。
①ダメ上司はなぜ出来上がるのか。
②あなたがダメ上司にならないために考えるべきこと。
について語っていきます。
①ダメ上司はなぜ出来上がるのか。
3つの例と、その対処法をお伝えします。
1）権力や名声、富にとらわれ過ぎるとダメ上司になる。
身の程を知らずに野望を抱くと残念な人間が生まれます。努力も対してせず傲慢になり、自身の状態を客観的に見ることができない人です。
「私は役職に就いて当たり前」、「私は社長になれる存在だ」、「あんなバカより私のほうが仕事ができる」等です。
私も一時期ジムカーナという車の競技をやっていました。始めてジムカーナの競技を見た時、私はすぐに上位に入れるとアホな見解をしていました。
見るのと実際参戦するのでは、まったく違います。初めて参戦したら、見事なまでに惨敗。というか、30台くらいの中で圧倒的に最下位です。先輩から「もっとアクセルを踏め」と言われました。笑
身の程を知らないとは、俺のような人です。
ジムカーナとは、こんなスポーツです。参考までに。
http://jaf-sports.jp/motorsports/gymkhana/
昇進を目指すのがダメなのではありません。
自分の現在できる仕事や人からの信頼、これまでの実績等、総合的に見て一歩ずつ目指すのならわかります。しかし突然「私は社長よりも能力を持っている。あの社長はアホだ」はあまりにあほです。
もしダメ上司が仕事での実績を出さずに部下に責任を押し付け、手柄を横取りするようならこんなタイプですね。最悪です。
あらゆる手段をとって人の上に立ち、マウンディングしてくるような奴も同様です。
他人はどうでもいいから人を踏んでも出世したいという願望が強過ぎ、昇進しようものならダメ人間の出来上がりです。そして時間の経験とともに、人の気持ちを汲めないダメ上司ぶりがさらに強化されていきます。
このタイプの上司への怒りは、周囲の人も同様に感じているか確認してください。
もし複数人の社員が同様に感じているなら、概ね間違っていないはずです。
万が一他の社員がこの上司を悪く言わない場合は問題です。
なぜなら、あなたもこのタイプのダメ上司になるかもしれないからです。
その上司が一般社員の頃も、当時の上司を無能扱いしていたはずです。つまり「自分の方が能力がある」と思い込んでいる状態です。それは嫉妬、妬みです。嫉妬や妬みは人を大きく歪ませます。
気をつけてください。あなたも現在このタイプの上司をダメだと思っていると、同様に育ってしまう可能性があります。
そしてあなたが権力、名声、富にとらわれ過ぎないよう自制してください。
２）責任から逃げる人はダメ上司になる。
・自分が良く見られたいがため、響きの良い言葉しか人に言えない人。
・八方美人。
・部下が失敗した際、自分のキャリアに影響するため別の部下に尻拭いをさせる。
・仕事はできるが人間関係が下手で、コミュニケーションをとらない。
・ダメ上司が上司に媚びへつらい、機嫌取りばかりする等。
総じて「問題から逃げる人」です。
とてもよくある事例だと思うので、具体例は省きます。
こんなタイプの人は、なぜ昇進できたか疑問でしかありません。
そもそもの性格として、昇進と同時に逃げる性格が出来上がったと思えません。よって元々問題から逃げる性格だったと私は思います。
あなたは問題が起きればどうしていますか。逃げますか、それとも逃げずに問題を解決する努力をしますか。
問題が起きて、「責任を追う上司が逃げているから、私はやらない」は残念な考え方です。
逃げずに解決へ努力をすると経験値が付きます。経験値を取るのか、嫌な思いを避けて逃げるのかです。逃げ続けていると、ダメ上司と同様なタイプの人間になりますよ。
まともな上司になりたければ、とにかく「逃げないこと」に限ります。社員時代から逃げずに対応していると信頼も得られますし、昇進する頃には多くの事を処理できる人材になります。
さらに、人とのコミュニケーションを逃げる上司です。
人との意見交換は時間がかかり難しいですし、反発が起こりやすいです。介護業界での離職の一番の理由は人間関係です。一言いい間違ったり、言葉が足りないだけで喧嘩になり得ます。
だから逃げずにコミュニケーションは何度も失敗して、多く経験しておいた方が後々楽になります。
3）人をマネジメントができないダメ上司
これだけは昇進してからでないと経験できません。もし人の上に立った事がない人であえば、実際立ってみるとその難しさがわかるでしょう。
プロスポーツ選手でもあるように、選手時代は優秀でも監督になると力を発揮できないタイプですね。
もちろん選手時代は無名でも、監督として稀代な実績を上げる場合もあるでしょう。
だから実際に立ってみないとわかりません。多くの人は思い通りにできない、思い通りに相手を行動させる事ができず、ストレスに負けてしまうと思いますが。
真面目なのに空回りし、上司としての仕事がいまいちなのは、このタイプだと思います。
人をマネジメントするというのは、それまでと仕事内容が大きく変わります。経験したくても簡単にできませんから、失敗し叱責を受けながら学んでいく覚悟が必要です。
私もそうでした。
その時に初めて上司の仕事は大変だと実感するでしょう。
現在の上司がこのタイプであるならば、あまり責めない方がいいです。キャパオーバーな状態ですから、責める言い方をするともっと追い込んでしまいます。
また仮にあなたが昇進し、同じ様な状態になってしまうかもしれません。自分が相手にとった冷たい言動は、他人から自分に必ず絶対返ってきます。
冷たい言葉を言ったことがなくても、当たり前のように「アホ上司」と言われるくらいですからね。（私の経験談）
②あなたがダメ上司にならないために考えるべきこと。
昇進できたのは間違いなくあなたに能力があるからです。だから自分を信じてください。それが前提の話しとなります。
「自分なんて…」と卑屈になる気持ちはよーくわかりますが、卑屈になっても誰も慰めてくれません。それどころか頼りにならない上司として、さらに「ダメ上司」のレッテルをはられます。
私がダメ上司にならないために心構えていること。
そんなものありません。
ダメ上司にならないための考えなんて入りません。
なぜなら私は夢と目標があるからです。それを叶えるために思考し、部下や社長に協力を仰いで達成する努力をします。
だから良い上司になろうとか、ダメ上司にならないように、なんてアホくさい事を考える余裕はありません。
伝えたいのは、若い頃は夢や目標があると思います。それを忘れないでください。ずっと持ち続けていてください。
毎日出勤して嫌な思いをし、休日はぼーっと過ごしていると夢や目標は失います。いつの日かどうでも良くなってしまいます。
そうなると、目の前で起きる現実が気になります。そしてダメ上司にならないように振る舞おうとします。
夢や目標に向かって最善を尽くし、たまに失敗しても諦めない上司と、ダメ上司にならないよう波風立てようとしないリスクを取らない上司。どっちが魅力的ですか。
私は会社の業績を上げる努力をし、お客さんも従業員も笑顔になれるよう最善を尽くしています。もし私が掲げたこの方針と違う行動をしてしまった場合、遠慮なく部下に指摘するよう伝えています。
最後です。
あなたはなぜ働いていますか。なぜ馬鹿上司の下でも一生懸命出勤していますか。
目先の上司に振り回されるために出勤しているのでしょうか。もしそうであれば時間が勿体ないです。
私は使えない上司の下で働いていました。一切誰にも文句も愚痴も言わず結果を出し続け、使えない上司を降格させて私が昇進しました。今でも年上のその部下は私の下で働いています。
そんなのもどうでもいいのですが、とにかく夢や目標を叶えるために私の貴重な時間を使っています。
不平不満は誰でも言えます。それこそ小学生でも言えます。
愚痴を言ってても先には進みません。自分なりの解決方法を見つけ、それに向けて時間を使ってください。
そしてあなたの夢や目標が叶うことを、私も応援しています。
時間を大切にしましょう。有限です。
こちらも参考にしてみてください。
役職がつくと孤独になります。
逆転はできます。愚痴ではなく、行動しましょう。
夢が無くても大丈夫。心配ありません。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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