pafa’s 研究所

仕事上での悩みや人間関係、モチベーションの保ち方、社員教育等、職場での見識を深めるブログ

OJT。実践指導。管理職や上司が部下に教えるべき内容とは。

こんにちは、パファです。

 

 

 

部下への指導内容についてお伝えします。

20代や30代の人は常にインターネットから多くの情報を得ているので、管理職よりも知識がある社員もいます。

 

職場ではインターネットで見たり知ったり出来る知識や技術よりも、職場でないと伝えられない大切な事があります。

そんな不勉強な管理職の方へ伝える内容です。

 

 

 

 

 

 

パート、アルバイト、一般社員、若手管理職、若手社長へ私の経験を踏まえてお伝えします。

あなたの努力が1歩でも成功につながる事を応援しています。

そして日本の企業が技術でまた世界一と言われる日を目指すブログです。

 

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会社で部下を育成する理由

あなたが管理職やリーダー、上司なら部下にどのように仕事を教えていますか。

一般的には仕事で必要となる技術やその知識を教えているでしょう。

でもそれでは「教えた事」は学ぶでしょうが、それ以上の能力を持った人にはならないでしょう。

 

もちろん技術や知識を教えるのも必要です。

しかしなぜ部下を教育しなければならないか考えた事はありますか。

 

普通に考えると「会社の未来を託すため」ですよね。

あなたの世代で勤めている会社が仮に倒産したら、多くの社員が路頭に迷います。

あなたも給料をもらえなくなってしまう。

だから後世につなげていくために部下を育てます。

 

さて、もう一度最初に戻ります。

部下を教育するのに多くの人は技術や知識を教えています。

会社の未来を託すために技術や知識を教えるだけで、会社の未来はつながるでしょうか。

技術や知識であなたの会社のマインドは引き継がれていくでしょうか。

 

 

私は技術や知識だけを指導するだけでは、未来を託すには伝えるべき内容が不足していると思います。

 

現在担っているの仕事は通用するでしょう。

しかし10年後、50年後の未来を考えた場合、その仕事の内容はほぼ間違いなく変わっています。

 

だから「人として育てる」のが管理職や上司がするべき教育です。

いくら技術があっても嘘をついたり、人を騙したりするような人は会社には不要です。

人を育てると知恵をつけてどんな問題にも対応しようとする人間になれます。

だから技術や知識よりも、より長期で時間のかかる人としての育成をしていきましょう。

 

 

では次に「人として」とはどういう事なのかについて考えます。

人とは人間であり、人の間と書かれています。

つまり人とつながる事で、人間になれます。

 

では人とつながるために必要なのはなんでしょうか。

それは「知性」です。

物を考えて決断し、行動する。

 

その能力を養うために管理職である人間が必要なんです。

自宅では知性をすべて学べません。

社会に出ることで家族ではない他人を知って、その感情を推し量ることが出来るようになります。

また自分の感情をコントロールする術も学んでいけます。

 

それらを教えるのが上司の仕事です。

もしあなたが管理職なら、部下に対して技術や知識ではなく「人として」あるべき育ち方を伝えられますか。

 

 

 

指導とは

指導とは何でしょうか。

人をある目的に到達するために教え導く行動の事です。

 

あなたが管理職で指導者なら、部下の教育に対して目的を持っていますか。

漠然と今の仕事を教えるだけでは、その仕事を覚えるのが目的となります。

つまりそれ以上の人になる指導ではありません。

 

部下が今の状態よりも能力を発揮するためには、「能力を引き上げる」指導が必要なんです。

だから指導する人も指導出来る人にならないと出来ません。

 

私は20代の頃、管理職となりました。

しかし部下に対して能力を引き上げる指導という概念すらなく、育てられませんでした。

今思うと部下の能力の云々という事ではなく、私の指導者としての目的の無さと能力不足でした。

当時はそれを理解していませんでした。

 

 

さて他人の能力を引き上げるという事は本当に出来るんでしょうか。

私は人を変えられるとは思っていません。

しかしきっかけを渡す事は出来ると思っています。

 

ではその「きっかけ」とは何か。

部下は全員性格も考え方も違います。当たり前ですが。

その部下1人ひとりに合うように自分(指導者)を変えていく姿勢です。

 

あなたも同僚と一括に教育されたら、つまらなくないですか。

人はそれぞれ全員違います。

それなのに指導者側の都合で学校教育のように全員机に座らされて、同じ教育をされても差は必ず生まれます。

 

それをすべて対応していく能力が管理職に求められています。

学校ではないんです。生きていかなければならないので。

 

普段の仕事も山積みなのに、それに加えて部下それぞれに教育する時間はないでしょう。

それでも求められます。

 

どうすれば良いのでしょうか。

ヒントは、あなたは何のために会社で働いていますか。

 

 

 

教えすぎは逆効果

では私の教育方法をお伝えします。

結論です。

「考えさせます」

 

人が育つためには「気付き」が必要です。

いくら教えても気付かなければ、実になりません。

だから気付かせるためにとことん考えさせます。

 

入社したての社員には私はほぼ教えません。

部下が人を育てて尚且自分が育つために、私はよほど間違っていない限りは放っておきます。

人は教える立場になって学ぶことも多いので、その機会を奪う権利は私にはありません。

 

そして数年か働いて、それなりに戦力として育ってきたら関わり始めます。

自分で言うのも恐縮ですが、より能力の高い人から教わったほうが部下の能力は上がります。

だから私が教えきったら、次は私よりももっと能力の高い人から教わるのが最善という考えのもとです。

 

そして繰り返しますが、私が教えるのが「考えさせる」事です。

一般的に社会生活をしていると、答えのない問題しかありません。

だから私が答えだと思っても、部下にしたらそれが正解かは分からない。

 

考えさせて、自分の答えが見つかったら責任を持たせて行動させます。

 

部下だから最終的な責任は私が負います。

しかし無責任では育ちません。

だから責任も持たせます。

 

そして考えさせる方法はいくつもあります。

・無視する。

・叱る。

・人としてのあるべき姿を言葉で伝える。

・答えのない質問をする。

 等。

 

部下の管理職が、社員にあれこれ事細かに伝える場面をよく見ます。

しかし細かく伝えるほど、抜けや漏れが出てきて質問攻めにあっています。

 

私は最終的な目的、例えば上半期で前年対比1.2%の売上を上げるように伝えます。

あとはそれを達成させる手段は考えさせます。

もちろん私なりに売上を上げる手段はいくつかありますが、すべて私が担ってしまったら将来の会社は力不足になってしまう。

だから教え過ぎずに考えさせています。

 

 

 

生き方を伝える

最近の芸能人はスクープばかりされて可愛そうになってきます。

スクープされるのが可愛そうなのではなく、会社から教わってこなかった事が可愛そうなんです。

スクープされるような行動は、人道から外れているという事を。

 

教わっても成長しなかったのなら、本人に責任がある。

しかしもし教えたのに会社の信頼を落とす可能性があるなら、退職させるのも1つの手段です。

それほど会社とは雇った人を人として成長させる義務を持ち、責任を負う覚悟が必要です。

 

 

もしあなたの部下が仮に犯罪を犯すような生き方をしているなら、それは正さないとならない。

そして犯罪を犯しそうなほど性格が歪んでしまってからでは遅いです。

 

普段から人としての正しいあり方や考え方、自制の方法等を言い続けないと人には伝わりません。

 

偉大な野球選手で監督でもあった野村克也さんも著書で言っていました。

選手とのミーティングでは野球理論よりも先に、毎回「生きる目的」や「野球とは何か」等、人間学社会学を必ず先に説いていたと。

 

野村克也さんの本は何冊か読ませて頂き、本当に勉強になりました。

そして恐縮ですが私の考えも、多少なりとも野村さんの方向性を向いているように感じ、嬉しく思った過去があります。

 

 人は人としての土台が出来ていなければ、上辺をどれだけ着飾ってもすぐに剥がれます。

逆に土台をしっかりすると、どんな状況でも人から信頼される行動が取れます。

だから管理職は技術や知識よりも、人として教えられるように自分で勉強しましょう。

 

人を変えるのではなく、自分で勉強して自分が変わる。

すると部下は必ず上司のあなたを見ています。

それが今日私のお伝えしたい「部下の変わるきっかけ」になります。

 

自分で勉強しながら、部下に伝えていく。

すると自分も必ず変わります。

自分が変わらずに人を変えようなんて、何様だと言いたい。

 

自分が変わるほど努力する姿を部下に見せましょう。

一応伝えますが、努力する姿をあえて見せつけるのは大馬鹿者ですよ。

 

努力は行動や雰囲気、発言から漏れ出てきます。

そうやって部下に感じさせるんです。

 

 

 

関連ブログです。

 

 

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今日も最後までご覧下さりありがとうございました。

また明日。

 

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