pafa’s 研究所

仕事上での悩みや人間関係、モチベーションの保ち方、社員教育等、職場での見識を深めるブログ

ペットに学ぶ期待しない育て方。管理職は部下に期待して思い通りにならないから腹が立つ

こんにちは、パファです。

 

 

 

部下が言った通りに仕事をせず、怒っていまう方に伝えます。

今日のブログを読んで頂けたら、正しい叱り方が身につく。

するとあなたの感情を余計に苛立たせなくて済むようになります。

 

 

 

 

 

 

このブログは私が大学の心理科で学んだことや、起業してその失敗、現在勤めている会社の責任者として経験等、実体験を元に記載しています。

少しでも参考になれば幸いです。

 

 

 

ペットは常にかわいい。部下は常に苛立つ。その差がわかると怒らずに済む

f:id:pafa:20191210082408j:plain

 

写真は私のペットです。カッコ可愛いでしょう。うざっ

 

ペットはかわいいですよね。犬でも猫でも、鳥でも豚でも。

とにかく行動の1つひとつがかわいい。

 

だが同じ育てるでも、職場の部下となると一気に苛立ちが増していく。

私はその差を「期待」だと思っている。

今日は期待すると自分が苦しむ話しをします。

 

 

 

ペットや赤ちゃんは期待しないから、失敗しても苛立たない

今私が猫を飼っているのをお伝えしましたが、生後6ヶ月の子猫です。

まぁかわいい。

 

日中私も妻も仕事に出ているので、猫はおそらく寝ているでしょう。

だから夜中に起き出して部屋から出してとか、遊んでとニャーニャー鳴かれたり、布団にオシッコをされたり、便の後に砂を上手くかけられず足につけて走り回ったり、私の顎を舐めったり、ソファや私のパソコンの椅子が爪とぎでボロボロになったりとか。

決していい事ばかりではないエピソードでも、全て許せるしむしろそれがかわいい。

 

猫に対して「こーしてほしいな」という願望はあっても強制はしない。出来なくても良いと思っているし、そのままが良いから。

 

でも本音を言うと、夜中に起こされるのだけは辛い。

日中の仕事で疲れているし、寝る直前までこのブログを書き続けているし、朝も5時には起きるから夜中は寝ていたい。

 

ま、それでもかわいいのだけど。

 

 

 

期待した相手ほど思い通りにならずに苛立つ

例えばあなたが教えて育てた部下。

最初は出来なくて言われた通りに行動するが、慣れてくると勝手に判断して行動する。

 

育てば育つほど自分の意志を尊重して、言うことを聞かなくなる。

教えたあなたがまだ未熟だと思っていても、部下は出来るようになったと判断して勝手な行動に出る。

 

するとあなたの意図とは違う行動をするようになる。

当然教育したあなたは「なぜ教えたとおりに行動できない」と怒る。

 

私は「(期待していたのに)なぜ教えたとおりに行動できない」というふうに捉えている。

 

もっと正確に伝えると、「(上司である)自分の判断や行動は、部下よりも常に正しい」という気持ちが根底にあるから、部下の意見には聞く耳を持たない。

とても残念な思考。

 

言うことを聞かないと怒っていても部下は成長しない。

なぜなら「怒られた事」に落ち込んだり、あなたを逆に怒るから。

つまり感情的に怒っている人の言う言葉に説得力は無い。

というか感情的に怒っているから、理由を説明していないのもある。

 

 

言うことを聞かない相手に怒るのも1つの手段ではあるが、毎回は通用しない。

1回試して思った通りの結果にならないなら、別の手が必要だと理解してほしい。

 

それなのに怒り続ける昭和タイプの管理職は、自分が精神的に疲弊しているのも気付かないだろう。

 

部下が思い通りに行動しないからと、感情のままに怒って覚えさせようという「短絡的な思考」は早々に改善する事を提案する。

 

現実的にも怒ったら言う事を聞くだろうという考えの人が多過ぎる。

だからパワハラがある。

相手はあなたを尊敬できず離れていっているのも気付かない。

残念でしかない。

 

 

例えば教育の一つとして、間違っている事を教えるために「無視」する方法がある。

無視は部下に考えらせる手段の一つだと私は思っているが、やり過ぎるとパワハラになる。

 無視を勧めているのではなく、感情的に怒る一辺倒を止めろと言いたい。

その次の行動を考えてこそ管理職でしょ。 

 

 

 

 

期待しない育成方法

 

 期待しないと感情的にならない理由をお伝えしました。

繰り返しますが、部下が思い通りに行動しないからと怒るタイプの人は、自分の考えが部下よりも優れているという気持ちが強い。

万一にも自分の発言が間違うことは無いと思っている。

 

そんな管理職が部下からどう見られているかは、おそらく分からないでしょう。

だから感情的に怒る行動ができる。

信頼がなければ、怒った所で反発されておしまい。教育にはならない。

 

 

もう一つ残念な事がある。

部下の意見に耳を傾けない管理職に育てられた部下です。

教えられた通りにしか行動できません。

自分で考えて行動できず常に上司に意見を求め、又は顔色をうかがって判断をする。

 

向いている方向が違う。

本来、人は目標を定めてそっちに向かって歩き、起こる問題に対応できるように成長できなければならない。

それなのに、「俺の言う通りに動け」では、部下が成長するのにとても時間がかかる。もしかしたら望ましい成長をできないかもしれない。

 

 

また、部下に間違ったり失敗させたくない気持ちも理解はできるが、間違いや失敗がない成長なんて無いと私は思っている。

 

だから私は失敗するだろうと思いながら、見てて部下に任せる。

案の定間違うが、その後は勉強して同じ失敗を繰り返さないようになる。

 

さらに私は、私の考えもいつも正しいとは思っていない。だから部下の意見は必ず聞いている。

教えられる時も数多くあり、私も部下から成長させてもらっている。

部下は意見を取り入れてくれる事が分かると、問題を真剣に考えてくれる。

 

 

正しい方向に育てる方法を述べます。

入社したての新人が部下だったら、仕事を覚えるまでは守破離が必要でしょう。

それは理解できます。

 

あなたが教えた通りに行動して部下が失敗したなら、あなたが責任を負うべきです。

しかし、その部下が教えた事とは違う行動をして失敗した場合。それも勉強させるべき。

あなたが怒って勉強させるのではなく、会社の規定に従って。

 

言う事を聞かないで、失敗したなら庇う必要はない。

本人に責任を取らせましょう。

 

あなたは、あなたの上司から部下を育てられないと決めつけられる場合もあるかもしれませんが、それは保身。

言うことを聞かない部下を育てるのが、現状での仕事。

ならばあなたの上司や社長に対して、上司であるあなたが部下の不始末をどのように解決するのか示すんです。

 

顛末書(始末書)を書かせましょう。そして失敗の重さに対しての規定に従う。

間違った部下本人が自分で理解出来なければ、成長しません。

 

上司のあなたが絶対取ってはいけない行動が2つあります。

・部下の不始末を上司がウヤムヤにすること。

・中途半端に庇うこと。

 

責任はしっかり取らせるべきだし、庇うなら徹底的に庇うべき。

何事もウヤムヤにしたり、中途半端が事態を最悪に変えていく。

もちろん部下も図に乗って学ぶ事もなく、調子に乗るように育っていく。

 

それと同時に、あなたが感情的になるのも問題。

意図的に演技で怒るのはあり。

だが感情的に怒るタイプの人に、部下は従わない。

表向きは従ったとしても、裏ではバカにしています。

 

部下が言う事を聞かずに失敗したなら社内の規定に従い、部下を処罰する。

あなたが勝手に罰則を決めると、あなたも会社から罰を受けます。

 

規定に従うだけで、あなたが感情的になって怒る必要は何一つ無い。 

もし仮にあなたが怒って部下に対して一時的に言うことを聞かせたとしても、優越感を得られるだけ。

その後には、部下のあなたへの不信しか残らないのに。

 

 

良い事へも同様です。

部下があなたの言う事を聞いて想像以上の良い結果を残しても、全く言う事を聞かずに失敗しても、一切感情的にならず淡々とやるべき仕事をこなしていくのが管理職の仕事。

良くも悪くも期待するのはあなたの仕事ではない。

 

 

 

関連ブログです。

 

 部下にも年上がいるのが当たり前になっている。年上で教えにくい場合の指導方法

pafa.hatenablog.com

 

 人材育成は時間と忍耐が必要。期待せず耐え忍び、育つのを待つ。そして仕事で結果も出す。

pafa.hatenablog.com

 

 感情的になってはダメだが、部下が1人で解決出来ないならば上司が出ていけ。それが出来ないなら上司から降りろ。

pafa.hatenablog.com

 

 

 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村 人気ブログランキングへ