(最終更新日:令和2年10月31日)
こんにちは、パファです。
今日は中間管理職で、疲れきって気力がなくなってきた方向けです。
僕は社長経験も含めると、約15年くらい管理職をやってきました。
途中、対人恐怖症とうつ病を経験しました。
そんな僕が解説します。
メンタルケアが必要な理由
管理職になると、社員とは違う能力が必要なのはご承知の通りです。
その中の一つに、自己マネージメント能力もあります。
管理職が体調を崩していたら、チームは力を存分に発揮出来ません。
また自分の体調を管理出来ないと、あなたが社内の人から信頼を失います。
身体的な疲れや痛みなら多少の我慢は出来ますが、メンタルを病むと行動出来なくなります。
精神的に疲れが溜まって取れない方は、ぜひ最後まで読み進めてください。
メンタルケアをする理由からお伝えします。
理由① 蓄積されるストレス
ストレスは日々受けます。
しかも部下が失敗した後始末や責任を取る事もあります。
すると日々どころか、時々刻々と溜まっていきます。
そして放置しておくと、解消されていないので積もるだけです。
この溜まるストレスを解消させるのも管理職の仕事の一つです。
あなたが常に最善な状態で適切な指示や判断が出来るよう、試されています。
社長になると体調が悪くて休むという選択肢は、ほぼ取れません。
体調不良で休むなら、辞めるほどの覚悟が必要になります。
しかし体調を管理する理由で休むのは可能です。
理由② 自分を把握するため
人は学ぶために頭脳があります。
いつまでもストレスが溜まって解消されない状態よりも、上手く軽減して付き合っていく能力を学習しましょう。
そしてあなたがどんな状態になるとストレスを感じるのか。
解消するためにはどんな手段が有効なのか。
あなたが僕のように精神的な病気にならないよう、自分を守る能力を高めるためです。
理由③ チームや会社のため
管理職のあなたが不調になると、チームのスピードや質は落ちます。
すると売上にも直結して会社へも打撃を与えます。
僕は休まない事が管理職の仕事だと思っていた時期がありました。
しかし違いました。
体調管理は当たり前で、最善の状態を維持し続ける能力が評価されます。
例えば飲みに行っても深酒せず、二日酔いや寝不足になる事もない状態を常に心がけて行動する必要があります。
ケア方法
メンタルケアは個人差があるので、あなたが一番効果があると思える方法が見つかるまで試しましょう。
ちなみに僕は瞑想と軽い運動を主として行い、飲み会はほぼ行きません。
自分と向き合うのが一番ストレスを解消します。
方法① 自分と向き合う
僕が一番おススメする自分と向き合う事です。
テレビもスマホも、パソコンも家族も一時的に全ての外界とのつながりを遮断します。
すると自分との会話が始まります。
それに耳を傾けない訓練です。
雑念は自分を苦しめます。
特に普段から受けている多くのストレスには、あなたの不満が溜まっているでしょう。
だからこそ自分に向けて話しかけてくる自分の声と、あなたは別である事を学びます。
すると得られるのは自分の声に振り回されない精神と、あなたが何を成したいかが見えてきます。
内部から発信される自分の声ほど、自分を苦しめる声はありません。
それが睡眠の質も変えます。
方法② 運動
次が運動です。
運動には鍛えたり体調を整えたりする他に、トレーニングに集中したり没頭する環境が出来ます。
すると自分の声と距離を置く事で、メンタルに良い環境が作れます。
さらに厳しいトレーニングほど、やりきった達成感が自分に自信をつけます。
見た目にも筋肉が表れると、さらに強い自信がつきます。
また、汗をかく事で無駄な思考よりもすっきりとした気持ち良さを感じられます。
マッチョな身体にするのではなく、あくまでメンタルと体調を良好な状態にするための運動です。
方法③ ストレスを避ける、又は解消させる
ストレスを避けるのも解消させるのも能力が必要です。
まず避けるためには自分を知らないと、何を避けたら良いのか分かりません。
また解消させるためには、ストレスとなるストレッサー(原因)を解決させないとならない。
つまり学びましょう。
ストレスを発散するのと同時に、何に対してストレスを感じて、どうストレッサーを解決させたら終わるのか。
例えば僕は内向的な性格で、人と交流するだけでストレスを感じます。
だから仕事の時以外は、人と会ったり話したりする時間を限りなく0に近づけます。
また、人と会話してストレスを受けたら大人の喧嘩をするか、その人とは距離を置きます。
方法④ 逃げ場の確保
これが一番重要です。
逃げ場を作りましょう。
また僕の経験をお伝えさせて頂きます。
社長時代、逃げ場がありませんでした。
借金を重ね、支払いの催促が毎日何件もくる。
しかし支払うお金が無いので、謝罪しか出来ません。
そこまでくると、仕事をする気力もありません。
それでも毎日働いているのに、追い詰められて精神が崩壊していきました。
一般的に勤めていると、最終的な切り札は「退職届」になります。
逃げ場があると思える事と、実際に退職届を手元に置いておくだけでも気持ちが少し楽になれます。
もちろん最終的にメンタルを壊すよりだったら、退職しましょう。
一度精神面を崩すと、回復させるためには長い時間がかかります。
それよりだったら、自分を守るためにさっさと辞めるのが最善です。
理想を目指す
おそらく仕事に忙殺されて、さらに部下が思い通りに行動せず疲れきっていると思います。
しかし全てを解決させていかないと、文句ばかり言ったり怒っても環境は変わりません。
愚痴や怒るのではなく、どういう状態があなたにとって最善か理想を目指し行動しましょう。
管理職として理想な状態についてお伝えします。
ストレス軽減と解決する能力
ストレスは全く無いと緊張感が無いので、質もスピードも落ちます。
だからあった方が良いのはご存知でしょう。
しかしストレスをコントロール出来るのか出来ないのかでその度合いが変わります。
車の運転で例えます。
人が普通に歩く速度は大体5キロくらいだそうです。
(個人差はあるでしょう)
それくらいの速度で運転するのと、100キロで運転するのとでは怖さが違います。
まず車のコントロールが出来ない不安が強くなり、さらに事故を起こしたら間違いなく怪我をする不安もあります。
つまり不安を自分のコントロール下に置けるか置けないかです。
全てのストレスを解消出来る人はいませんが、軽減できる手段を持ち、問題を解決出来る自分に対しての信頼があれば、ストレスへの向き合い方は変わります。
自分のためにも部下を育てる
部下の仕事を信頼していますか?
当たり前ですが最初は誰も出来ませんが、それでも任せます。
理由は失敗しないと覚えないからです。
「責任は取るからやってみて。あなたならできると思うよ」
と一言付け加えるだけで、モチベーションは上がります。
最初は失敗するでしょうが、年単位で見るとあなたの仕事は減ります。
自分の仕事を減らす
あなたの仕事も定期的に見直してください。
仕事のたな卸しです。
現状が最善の仕事の方法なのか。
時代にあっているのか。
能力がある人は仕事を減らす事ができます。
仕事は増やそうと思えば、いくらでも増やせます。
必要な時は自然と増えるので、仕事を減らす努力と能力を付けてください。
あなたの理想の未来を決める
自分の将来像を決める事で行動方針が変わります。
あなたは今の会社でどのポジションまで上り詰めたいですか。
例えば現状で満足しているのなら努力する必要はなく、それ以上の地位に就きたいならそれ以上の能力が必要となります。
人は達成したい目標を掲げると、それを成すために思考が使われます。
ストレスを解消する時間も必要ですが、それ以上に目標をかなえるための有益な時間に変えましょう。
モチベーションが上がります。
プライベートな時間も大切にする
あなたの時間を大切にします。
家族サービスも、個人としての時間も確保してください。
家族はお互いに疲れを癒し、明日もがんばろうと思えるのが最良な状態です。
そのためには、自分も家族もないがしろにできません。
休日は家族サービスしたりゆっくり休んだり、家族の雰囲気と良好な関係を築きましょう。
そして「帰りたい」とお互いが思える家族関係を維持させます。
最後に。
中間管理職は大変ですが、あなたは能力があるから昇進しました。
その能力で会社を支え、自分も守る手段も身に付けて下さい。
終わります。
今日も最後までご覧下さり、ありがとうございました。
あなたの明日は今日よりも苦難が減り、より多くのチャンスと幸福に恵まれた1日になるように。
また明日。
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