こんにちは、パファです。
私がいる会社の系列には葬儀会社があります。
忙しくなると私も手伝わせて頂く事があります。
葬儀業界は見えにくく、何が正しく最近はどういう葬儀形態をしている人が多いのか分からないと思います。
なので私が実際関わらせて頂いて感じた、最近の多い葬儀形態をお伝えします。
一般には葬儀に関わる回数が少ないだけに、ちょっと頭の片隅に入れておいてもらえると、今後参考になるかと思います。
最近増えている葬儀の形をお伝えします。
目次
①単身で身内がいない方が亡くなる。あまり関わりのない親戚が突然喪主になる。
②火葬までで葬儀はしない。
③家族葬よりも少ない、少数の身内だけで執り行う。
④長期入院や施設入所の方で、お金が無い。
⑤お寺にもお経を頼まない。無読経
⑥遺骨を寺ではなく市や村の安価な場所か、自宅に置く
説明していきます。
このブログは私が大学の心理科で学んだことや、起業してその失敗、現在勤めている会社の責任者として経験等、実体験を元に記載しています。
少しでも参考になれば幸いです。
2019年の最新の葬儀形態。葬儀運営会社からの最新トレンド?
他の家の葬儀形態ってあまり分かりませんよね。お客さんからも他の家はどうかと、よく質問されます。
だから葬儀会社から今年増えている形態をお伝えします。
①単身で身内がいない方が亡くなる。あまり関わりのない親戚が突然喪主になる。
もしあなたの親戚に単身の方がいたら病院への入院や、施設へ入所する際に、身元引受人のお願いで連絡があるかもしれません。
するとそのまま継続して亡くなった場合に、喪主になる可能性は高いです。
一度両親に聞いておいて損はないかと思います。
なぜなら、突然親戚から連絡が入って、身元引受人を頼まれるケースがちらほら見られます。
このケースで喪主になったら、驚いて参っています。
写真も無いしお金も無い。全部親戚持ち。
だからといって何もしないわけにいかない。
これからこのケースは増えていくと思います。
ちなみに私も結婚していますが、子供はいません。兄弟もいないし、妻も一人っ子なのでこのケースに当てはまります。
少しずつ増えていくケースで間違いないと思います。
②火葬までで葬儀はしない。
後述もしますが、長期入院や長期入所で費用がかかり、葬儀までお金を回せない現実です。
田舎の方ほど葬儀まで行うのが、当たり前と思われています。
火葬までと言いにくそうにしていますが、そんな事はありません。
火葬までの方はかなり増えているので、躊躇わずに伝えてほしいです。
火葬までであって、遺体の安置も自宅にできれば、さらに費用は抑えられます。
もし本当にお金が無い場合、予算を伝えた方が良いと思います。
葬儀会社ペースで見積もられると簡単に万単位で上がる恐れがあります。
明確に伝えましょう。ここまでしかありませんと。
火葬まででも、予算を伝えるのでも、全く恥ずかしくありません。
それより葬儀後のあなたの生活を優先させて下さい。
葬儀会社としても無理して葬儀までやって、支払えませんと言われた方が問題です。
払えませんというケースもあります。見栄や建前を優先させる方です。迷惑です。
③家族葬よりも少ない、少数の身内だけで執り行う。
親族も少なくなり、自宅の隣近所とも関係性が無い。亡くなった方も定年退職してから数十年。
だから参列する人がいない。
ずっと入院や入所生活で、亡くなった事を知らせる人もいない。だからひっそりと火葬までで終わらせたい。
お金が無いので誰にも伝えずに最低限の費用で終わらせてほしい。
等、親族も職場も、隣近所の人も来ない、または知らせないケースが増えています。
こっそり行う事に後ろめたさがある方もいますが、増えているので安心してください。
④長期入院や施設入所の方で、お金が無い。
長寿になったけど、入院や入所している人は増えていますよね。ニュースでも取り上げられています。
その分医療費や介護費に家族もお金がかかる。
下手したら仕事を辞めてまで、親の介護をする人も多くいると思います。
だから貯えから切り崩して生活される方々です。
はっきり言います。
増えています。
葬儀会社に事情を説明する必要はありませんが、お金をかけられないとはっきり伝えた方が絶対にいいです。
繰り返しますが、あなたの生活を優先させてください。
⑤お寺にもお経を頼まない。無読経
お寺の檀家離れが進んでいますよね。
今の時代の喪主は60代以上が多いです。だからまだお寺に読経を頼むのが当たり前という世代です。
しかし私たちの40代辺りからはお寺や住職との接点や、そもそも仏教に対してもそれほど興味がない人が多い。
だから、今の40代が喪主になる10年後から20年後にはお寺に頼まないという傾向がかなり強くなると思います。
都市部ではかなり顕著になるでしょう。
今でも住職に読経を頼まない人はいます。それほど多くはないですが、年を越す度に増えている様には感じます。
⑥遺骨を寺ではなく市や村の安価な場所か、自宅に置く
遺骨の処理の方法はテレビでもたまに特集されていますね。
海洋だったり、山だったり、一部をネックレスにしたり。
今後も多くの方法が出てくるのではないでしょうか。
そして市町村が管理する墓地への依頼は増えているようです。
私がいる市でも毎回抽選で、墓が足りていないようです。
つまり、お寺への納骨は減ってきている現実です。
理由はやはりお金ですね。
とにかくお寺へかかるお金が高額で、お願いできないと言う方はとても増えています。
それと増えているのが、自宅へ遺骨を置いておくケースです。
市町村が募集したら応募するために、それまで自宅に保管される方です。
先日亡くなられた方の自宅に行ったら、奥さんの遺骨も自宅にありました。
今回亡くなられた旦那さんの遺骨と奥さんの遺骨。2人分の骨が行き場所なく自宅保管なようです。
関連ブログです。
一人暮らしの方が家族にいるなら、今後孤独死に気をつけましょう。
火葬場では様々な家族形態があります。生前どう生きたかで変わります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。