pafa’s 研究所

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火葬場での様々な悲しみの形の中から、自分の葬儀を考える。終活より現実的

こんにちは、パファです。

 

このブログは私が大学の心理科で学んだことや、起業してその失敗、現在勤めている会社の責任者として経験や実体験を元に記載しています。

どの方にも合うというわけではないですが、少しでも参考になれば幸いです。

 

 

今日はちょっと暗い話です。でも必要な話なんで、経験した一つの側面からの人の死について話します。

 

私は葬儀事業を営んでいる会社の統括責任者です。

火葬場では家族の様々な形の悲しみ方があり、自分の亡くなり方を考えさせる話をします。

いいなーと思う家族との絆や、こーはなりたくないと思う家族まで。

自分自身はどう最期を迎えたいですか?

 

 

火葬場における家族の悲しみ方と、自分の最期を考える

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多くの家族を見てきて、私自身も現段階での理想の亡くなり方を見つけました。

この話から、あなたの最期の迎え方を少しでも考える時間ができたら幸いです。

 

人が亡くなればすぐに葬儀社に手配し、家族や親族は悲しみよりも、葬儀が終了するまで気を抜けない。そんな経験誰もほとんどないからテンパっている人を多くみる。

葬儀社とお寺への支払いの事、相続の事、本家分家等、その家族で問題が異なり、亡くなった人よりも残された人のほうが可愛そうに思えるときもある。一言で言うと対立していますね。

 

何十体もご遺体とその家族を見てきて、葬儀の際の悲しみは大きく次の2点から変わる。

・生前どれだけ人に貢献してきたか。

・死亡の仕方。

 

・生前どれだけ人に貢献してきたかで、愛され方が全然違う。

家族の話を聞いていると、棺の隣で故人との昔話を泣きながら、或いは笑いながら話しています。いい思い出なんだなーと聞いていると情が伝わります。

さらに明るい性格だったであろう故人の場合は、泣き声と笑い声が混じる時があり、こういう亡くなり方がいいなーと思えた火葬場での時間だった。

 

一方、愛されていない人は、まず棺の周囲に人が寄らない。世間話や久しぶりに合う親族同士で関係ない話をしている。一番ひどかったのは、炉に入る前の最後の時間なのに、部屋から出て廊下で世間話している。しかも親族全員で。棺のある部屋には誰もいなくなり、あまりに私が不憫になったので私がその部屋に一人でいましたよ。

その置いていかれた方の遺影写真を見ながら、どんな人生を送ると無視されるのか、興味が湧いた。だから喪主に聞いてみた。

そしたら働かず、ずっと旅に出てお金がなくなれば帰ってきて、借金をしてまた旅に出る。昔の映画でいう「ふうてんの寅次郎」のような生活だったようだ。

だから家族、親族皆が困っていたようで、死んで良かったくらいに思われていたようだ。

 

・死亡の仕方で悲しみは大きく変わります。

病院での入院生活や、施設での入所生活が長いと家族もある程度は覚悟するので、悲しみは大きいが回復するまでの時間は短いようだ。

しかし交通事故、自殺、短期間での病死等、いきなり亡くなってしまった場合、家族の悲しみは半端ない。

「昨日まで元気だったじゃん」「孫と遊ぶ約束あったじゃん」とか、取り乱し方がひどく、こっちも悲しくなってくる。

 

幼くして亡くなった子供の両親は気の毒を通り越して、立ち直れないんじゃないかと思う。炉の前で泣き叫び、棺から離れれず、泣き崩れる。私もたまに泣いてしまう時がある。

 

 

これらを踏まえて学んだこと。

1.悲しみが多い家族ほど、悲しみと困惑で火葬、葬儀がいたたまれない状態。

2.悲しみが少ない家族ほど、遺産相続を巡って家族同士の対立か、お金をかけたくないと葬儀会社へ値下げ交渉が始まる。

3.長い入院生活や入所生活ほど、悲しみと喜びが混じっている。

4.生前、明るい性格の方ほど、悲しみの中に笑いが混じっている。

5.喪主の性格によって、上記はさらに助長される。

 

私はこれらの死を近くで手伝わせて頂いて、自分なりに今の死に方を考えた。

◯いつ死ぬかわからない。

本当にいつ死ぬかわからない。昨日まで病気もなく生きていた人の死を、何人も見てきた。だから自分もいつ死ぬかわからない。

身の回りはキレイにしておかないと、残された人に迷惑をかけてしまう。(見られちゃまずいもの、早速捨てました。笑)

◯自分で自分の葬儀を考えて準備しておく。

多くの家族の方が言っています。故人が家族葬で家族だけで送ってほしいって言っていた。と。でも葬式の内容は家族の判断です。だから言葉だけ残して逝かれても、家族が争う場面を作るだけ。つまり、自分の葬儀をどの程度にするか決めて、お金も用意する。そこまでやっている故人は稀だけど、そんな家族はとても楽に悲しみに浸っている。

◯早ければ60代からお寺さんと生前の取り決めをしておく。

早ければ60代から認知症になる人もいます。自分が認知症になれば準備することはできません。だから60代の半ばには、準備しておくと家族が楽になります。

最近の終活が流行っていることもあり、もっと若い年齢の人も興味を持って相談に来る人もいます。準備がしっかりしている人は、やはり全ての事にしっかり向き合っているので、考え方もしっかりしているように思えます。

 

最近は葬儀をやらず、火葬までで終える方がとても増えてきました。お金も節約され、安い葬儀会社だと20万円くらいからあるんでないでしょうか。その地域によると思いますが。

私は自分に見合った葬儀を今から準備しています。

もし収入を上げれたり、人脈が増えたらそれに応じて大きくしていこうと思っています。

さらに私の葬儀では笑って送ってほしいため、そうなるように人を楽しませたいと考え、接しています。

 

 

人の死なので、もっと深く考える部分もあると思いますが、現時点での私なりの感じたこととやりたいことでした。

 

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました.

 

 

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