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大手の葬儀会社は淘汰される危険性。格安葬儀会社は信用できるのか。格安葬儀会社からの告白

こんにちは、パファです。

  

 

このご時世、大手の葬儀会社の葬儀費用で頼める人は、ほぼ確実に減っていくでしょう。

私と同じ世代の40代や50代の人が、10年後20年後の両親が亡くなる頃の話しです。

 

今でも貯蓄なんて少ないのに、両親の今後訪れる入院代や入所代。さらにそこから100万も200万もかかる葬儀なんて、頼める人は少なくなります。

 

どの葬儀会社に頼めばいいか、選ぶ際の参考にしてください。

 

 

目次です。

①格安葬儀会社は信用できるのか

②葬儀会社の高いと安いは何が違うのか

③事前に自分の考えを決めておこう

説明していきます。

 

 

このブログは私が大学の心理科で学んだことや、起業してその失敗、現在勤めている会社の責任者として経験等、実体験を元に記載しています。

少しでも参考になれば幸いです。

 

 

簡単に100万円を越えてくる葬儀会社と、格安の葬儀会社。どっちがいいの?

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昨日に引き続き、お客さんからよく聴かれる質問を綴っていきます。

私がいる会社の系列には葬儀会社があります。忙しい時には私も手伝せて頂く事があります。

 

・高い葬儀会社って何が違うのか。

・安い葬儀会社は信用できるの?

・どっちに頼んだら良いか迷っている。

と言う方へお伝えします。

 

ちなみに私がいる会社の葬儀事業は、格安の分類に入ります。

 

 

 

 

 

 

①格安葬儀会社は信用できるのか

 

 結論です。

これまでの高い葬儀会社から、安い葬儀会社へ人材が流れてきています。最近立ち上がったばかりの格安葬儀会社でも、数十年のベテラン担当者はいます。

つまり格安葬儀会社も個人の経験値という意味では信用できます。

 

回転寿司でも職人がもともと動かない寿司屋で修行していたり、ホテルのシェフだったりするような感じです。

 

私がいる会社の部長もこの業界で30年以上のベテランで、うちの葬儀会社は立ててまだ3年です。部長の下の課長でも20年以上のベテランです。

 

私のいる会社だけではないと思います。

大手の葬儀会社に勤めていた人が会社を立ち上げたり、高額な葬儀会社へ見切りをつけて移る人等が出始めています。

 

つまり移っているベテランは世をよく見て、行動している人たちだと思います。

 

では格安葬儀会社は、何を削って安くできているのか。

※ここ、葬儀会社の核心です。格安葬儀会社だからお伝えできます。後日アップします。お楽しみに。

 

格安葬儀会社に足りていないのは、大手ほど葬具が充実していません。だからご家族から以前大手を使った時と同じような葬具を求められても無いものもあります。

これは地方や地域によって、大きく異なります。

 

葬具に拘らず低額料金を求めた場合なら、十分格安葬儀会社で納得して頂けると思います。

 

しかし残念ですが高額低額の会社に関わらず、担当者は人です。当たり前ですが。

その担当者によって対応方法が全然違います。

評判が良い会社であっても、担当者が残念な場合。評判が悪い会社でも良い担当者な場合があります。

 

だから評判の良い葬儀会社のはずなのに、担当者が残念なら人を変えてしまってもいいかも知れません。

低額とは言っても高いお金を支払うわけですから、不信を持たせた担当者は変わってもらいましょう。

 

 

 

②葬儀会社の高いと安いは何が違うのか

利用される人から見ると、全てにおいて立派な100万円以上かかる葬儀。

スタッフも充実しているし、会館の部屋も広く、駐車場も何十台も駐車できる。

料理も豊富だし、会葬返礼品や引き出物の充実。

 

一方の格安葬儀会社は、葬儀で使用する最小限の装備。

スタッフも少なく、会館も狭く、駐車場もそれほど止められない。

料理の種類は少なく、返礼品や引き出物も種類も少ない。

 

さて、ここまで見ると上記の100万円以上かかる会社の方が良いですよね。

 

実は違います。

人は種類が多くなると逆に選べなくなります。

100万円以上の会社では、「選ばせられる物が多く」、何が何だか分からないうちにいつの間にか担当者の言い分に乗せられてしまいます。

あれはどうしますか、これはどうしますか、これは必要です、あれも必要です。

 

内心は「うるせー!」ですよね。

 

家族はほとんど意味が分からないので、担当者の言い分に乗る以外の選択肢がありません。

ただでさえ身内が亡くなっていて、気が動転しているのに。

 

そして全てが終わって請求書が届いてから驚きます。「は?150万?は?」

説明を求めても、説明される内容が理解できません。「それ日本語?」

 

対して格安葬儀会社は、選ぶ物が殆ど無いので、分かりやすいです。

そもそも必要な物しか置いていないので、「選ばせられる物が少ない」ですし、選べる物もほとんどないです。

例えば棺桶です。大手だと多くの種類があります。10種類とか。

しかし格安葬儀会社は1種類しか無かったりします。だから選ばなくていい。

お金だけではなく、選ばなくていい精神的負担も大きく減ります。打ち合わせに使う時間も短くなりますしね。

 

そして大手は融通がききません。全てにおいて料金が決まっているので、使うか使わないかの二択。

対して格安葬儀会社は、求められた物が無かったりします。すると代案を担当者から提案し、物によってはタダ同然の価格でやってくれたりします。

 

さらに担当者の話しを先程伝えました。

大手は大きな会館の維持費と大勢いるスタッフへ支払う給料のために、1件辺りの葬儀単価を上げるために必死です。会社から求められます。

現代に合わせて大手でも火葬プラン等も出てきていますが、大きい会館を持っている会社であれば単価をあげるために担当者があれやこれやと言ってきます。

何とか少しでも単価を上げるように誘導してきます。

 

そして実は担当者同士でも自分の対応しているご家族に精一杯で、大手で担当者は多くいるのに内情関わり合いがなかったりします。

つまり仕事がタテ割りで、ミスが多かったりします。

例えば発注ミスだったり、担当者以外のスタッフへお願いしていた事が担当者へ伝わっていない等。

 

一方、格安葬儀会社はあれもこれも売る物が無いので、売ってきません。

会館だって小さかったり、所持していなかったり。だから強引に単価をあげようとしません。

そしてスタッフも少ないから、少数精鋭で何とかやりくりするために全員で抜けや漏れがないように庇い合います。

ミスがあるとミスに対応する時間も人も無いからです。

 

ここまでくると大手を責めているようにしか感じられないかと思いますが、そうではなく目的によって使い分けましょう。

費用を安く済ませたいのなら、格安葬儀会社。

お金ではなく、人数が多く集まる予定であったり、豪華な葬儀で故人を送ってあげたいのならば大手で良いと思います。

 

 

③事前に自分の考えを決めておこう

 ここまで大手と格安会社と説明してきました。

 

あなたの両親が亡くなった事を想定して、現段階でどっちを選ぶか考えておきましょう。

 

この業界で働いていて嫌というほど味わいました。

「人はいつ死ぬかわかりません」

 

これは本当です。

何十人と「昨日まで元気だったのに」という言葉を聞いてきましたから。

 

今日お伝えしたのは2019年10月現在です。

来年であればそれほど今と変わらないと思いますが、5年も経てばどの業界も大きく変わります。

現在のあなたの環境で両親が亡くなったら、妻(夫)が亡くなったら、どのように送ってあげるか方向性だけでも決めておきましょう。

 

 

関連ブログです。

 昨日お伝えした、今年の葬儀事情です。

pafa.hatenablog.com

 

 住職も昔からのしきたりを重んじる方と、現代に合わせた方がいます。知っておくだけでも得です。

pafa.hatenablog.com

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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