pafa’s 研究所

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夏場の孤独死の腐乱遺体は悲惨。家族で一人暮らししている人への定期連絡を忘れずに

こんにちは、パファです。

 

このブログは私が大学の心理科で学んだことや、起業してその失敗、現在勤めている会社の責任者として経験や実体験を元に記載しています。

どの方にも合うというわけではないですが、少しでも参考になれば幸いです。

 

 

私は葬儀会社に勤めています。

先日もご依頼を頂いて、警察署にお迎えに行ったら「腐敗」した遺体でした。

今日は生々しい話しをします。今後も高齢者の一人暮らしは増えると予想されています。だから腐敗で亡くなる方を減らしたい思いで話します。

遺体の細かい状態は伏せますが、もし苦手でしたらこのブログを閉じてください。

 

 

葬儀会社からみた孤独死の現実。

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この頃暑い日が続いていますね。全国各地猛暑です。

毎年の事ですが、でも増えてきているように感じていることがあります。孤独死です。

自宅の部屋で亡くなっている。とくに夏場は何回か警察署にお迎えに行くと腐敗の割合が高いと思います。

 

夏場の高齢者の一人暮らしは気をつけてください。子供が遠くに住んでいると簡単ではないでしょう。ですが親の身体を腐敗させたくなければ、ぜひ数日に1度電話でもメールでも安否を確認してください。特に80代以上で何らかの病気を持っている方であれば、尚更です。

 

孤独死とは、自室内で誰にも看取られることなく一人で亡くなることです。

この炎天下で室内の温度は40度を越えます。その状態で3日あれば、腹部から中心に青黒くなります。腹部からなのは臓器から腐敗するからですね。そして顔も口の周辺から青黒くなり全身に広がっていきます。何より臭いがきついです。とても強烈な臭いが鼻から離れません。

これ以上の状態は記載しませんが、ガチでグロいです。家族でも目を逸らして近づけなくなるほどの状態になります。何日目で発見できたかで、大きく遺体の傷み方は変わります。1週間経って気付けなければ、もう見れない状態になります。

 

冒頭でも述べましたが、警察署に行ったと伝えました。

警察署に迎えに行く場合は、自殺、他殺、事故、一人で亡くなった時。つまり事件性(犯罪)があるのか、ないのかを司法解剖確認するためです。一般的に病院や施設で亡くなった場合は警察署にいきません。事件性がないから。

 

警察署では司法解剖が行われます。事件性や死因、死後の経過時間を調べます。

だから警察署に迎えに行くというのは、損傷のない遺体の可能性が低くなります。

依頼の電話では死因を聞けませんから、行って遺体をみて死因を特定します。

 

先日の話しですが、亡くなった方に子供はいないみたいで、お兄さんとお兄さんの奥さんが引取にいらしていました。

私どもが警察の安置所で仏衣を着せ、棺に入れたあとに遺体を見てもらいました。しかしお二人が目を背けるほどの遺体の損傷でした。

生前仲が良かったのかはわかりませんが、兄弟久しぶりに合うのが損傷した遺体というのが切ない気持ちになります。私には何もできませんが。

せめて損傷のない遺体であればまだ悲しみに浸ることもできるでしょう。

会館に戻り火葬まで安置していても棺の窓を開けるのは、見る時だけの一瞬でした。空調にエアコンが入り、ドライアイスがあっても日に日に腐敗は進みます。

火葬後に遺骨を持った表情が安堵しているようにも見えました。精神的な負担は大きかったようです。

 

 

 

警察署から依頼のある遺体の状態

余談ですが、警察署へ迎えに行く遺体について、私の経験を簡単にざっくりとお伝えします。

もし今後葬儀会社に勤めたいと思っている方がいれば参考にしてください。

私が葬儀会社に初めて入社し、2日目に警察署に迎えに行く依頼が入りました。先輩方に面白がって不安を掻き立てる遺体を多く言われていたため、行く前から気持ち悪くなりました。

入社2日目ということもあり、私は使い物にならない前提で見学みたいな立ち位置で行きました。

先にも伝えましたが、警察署に迎えに行く前の遺体の情報はあまり多くありません。自殺、事故、変死。だからどの遺体でも対応できる物を持っていきます。

警察署につき、遺体が安置されている場所に車を持っていき、その部屋に入る。真っ黒い袋に遺体が入っていました。

通常黒い袋には遺体をいれません。当たり前ですが。そして黒い袋に入っているという事は、大きく損傷しています。私はガチで緊張しながら袋を開けても中が見えない位置に立ち、見学しました。後から先輩に話を聞いたら、電車で跳ねられ。。。損傷の多い遺体だったようです。

その後何年も経ち、自殺、腐敗、溺死、事故で多くの遺体を見て葬儀までお手伝いをさせて頂きました。

 

若い方の自殺の遺体も何度もお手伝いさせていただきました。生前死を決めるほど嫌な事があり、そこからの脱出方法がわからなくなったと思います。しかし自殺は最終手段ではありません。どうぞ他にも手段があることをわかってください。死ななければ何とかなります。

 

死因にはいくつかありますが葬儀社に勤める私個人として、きついと思う一つが今回のように腐敗した遺体です。臭いがかなりきつく鼻から抜けません。そして上記でも述べましたが、ゲームで毒をくらったかのように内部から全身が真っ黒になります。(何度も言いますが状態の詳細は言えません)

警察署での遺体は全裸です。女性の場合は布などかけてある場合もありますが、基本全裸です。

そして便が出ていることも多いです。だからおむつを履かせます。でなきゃ仏衣に便がついて臭いまでしまうからね。

 

話しを逸してしまいました。

今後も高齢者が1人で生活する世帯が増えてると予想されています。もし親や身近な人が一人暮らしなら、安否の確認だけでもするようにしてください。お忙しいとは思いますが。

 

そして身寄りがなく子供もいない一人暮らしの高齢者の方には、行政や地域包括支援センターなりが定期的に安否を確認してください。

70年も80年も生きて日本のために文化や地域を築き上げ、多くのことを後世に託してくれた先輩なのに、腐敗して亡くなるのは心が痛くなります。

 

 どの方も忙しいとは思います。ですがこれを見た方で、今後親が一人暮らしになる事があれば思い出してもらえればありがたいです。

自分の親が自宅で亡くなって数日経ち、腐敗した遺体で葬儀を迎えないよう、親孝行してあげてください。

 

関連記事です。

 家族もそうですが、自分自身の亡くなり方も考えておきましょう。

pafa.hatenablog.com

 

 

かなり内容がきつかったと思います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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