pafa’s 研究所

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ブラック企業を自分でなるべく円満に退職する、おすすめな方法

こんにちは、パファです。

 

 

今日はブラック企業に勤めているが、退職したいけど言い出せない方向けです。

最近流行っている退職代行を使わずに、なるべく円満に辞める方法をお伝えします。

未払い残業の請求は退職後にします。

そんな話しです。

 

 

 

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退職までの流れ

 

最初にお伝えします。

自分で退職を伝えるので、精神的な負担はかかります。

ただし、僕が経験してきた最善で負担を軽減する方法です。

 

・期日を決める

・労働者の権利を知る

・未払い残業や名ばかりでも管理職手当ての請求する証拠集め

労働基準監督署に相談

・上司や社長に「仕方ないな」と思わせる理由を考える

・上司や社長に伝える

・退職して離職票が届いたら、未払残業請求する

 

それぞれ解説していきます。

 

 

 

期日を決める

 

辞める期日を決めないといつまでも居る

 

先にいつで退職をしたいかを自分の中で決めます。

 

退職日を決めたら、絶対動かさない事。

 

例え責められても情に訴えられても、ダメです。

理由は「辞めたい人が会社に残る事の方が迷惑です」

 

中途半端な優しさは相手を混乱させるだけです。

 

辞めると決めたなら、辞める。

それが会社に対しても誠実な行動です。

 

また退職日を決める際に、嫌だとは思いますが少し期間を設けましょう。 

後述しますが、未払い残業がある方は証拠集めをするための期間です。

 

パワハラで訴えるのはおすすめしません。

時間がかかるし、証明するのが難しいからです。

どうしてもと言うなら、弁護士を通すのが一番確実です。

しかし費用がかかるので、やはりおすすめはしません。

 

だから未払い残業だけはしっかりと主張して、これまでの苦労を取り返しましょう

 

話しを戻します。

例えば今このブログを書いている日が2020年8月22日です。

未払い残業なく、すぐにでも退職したいなら9月末日で良いと思います。

 

しかし未払い残業請求をしたいなら、1ヶ月伝えるのを遅らせて10月末日をおすすめします。

その間に未払いの残業をした証拠集めをしましょう。

 

注意するのは、同僚にも誰にも知られない事。

 

知られたら理由を聞かれて、会社に先手を打たれて未払い残業請求が困難になり得ます。

 

 

証拠集め

ブラック企業ですから、もしかしたらタイムカードを押した後に仕事をしている人もいるかもしれません。

またタイムカードは無く、手書きで定時刻で書かせられている人もいるかもしれません。

 

全て写真に撮って証拠にしましょう。

 

例えば仕事をしているパソコンの時間を撮ったり、職場の時計の時間を撮る。

それをなるべく多く用意してください。

 

あと2年前からの未払い残業の請求が可能です。

だから給料明細も必要です。

未払い残業が支払われていない証拠のためです。

 

 

 

労働者の権利を知る

 

自分を守るための権利

ブラック企業ですから、あなたに責任があると一方的に責めてくるかもしれません。

そのために知識をつけるんです。

 

労働者は退職する権利があります。

法律上は14日(2週間)前に退職を伝えると、何を言われようと退職出来ます。

ですが社内規定では1ヶ月前の退職の申告を謳っている企業も多いと思いますので、荒れないように社内規定に則りましょう。

 

労働者は誰しもが会社を辞める権利を持ってて、それを会社は拒めません。

 

  

 

未払い残業や名ばかり管理職手当ての請求準備

 

未払い残業や管理職の手当てが無く、退職の方法だけを知りたい方はここを飛ばして次に進んでください。

 

ブラック企業であれば未払い残業はあると思います。

ここでは証拠の残し方について解説します。

 

未払い残業の請求は遡って「2年前」からになります。

例えば今日は2020年の8月22日です。

労働基準監督署(以下、労基)へ伝えるのが今月中に伝えるとしたら、2018年9月から2020年の8月末までの2年間ということになります。

 

僕も以前未払い残業を請求したり、管理職手当てが社内規定に乗っているのに給料をもらえなかった時期がありました。

当時、知識ある同僚とともに労働基準監督署に行って、会社へ請求しました。

もちろん会社からは振り込まれました。

 

話しを戻します。

タイムカードがあると思います。

毎日終業時間にタイムカードを押せたら、それを写メしましょう。

 

もしタイムカードを押してから仕事をしているなら、実際仕事が終わった時間の写メを写すとか、パソコン画面の時計を写しましょう。

 

そしてなぜ残業しているのかの証拠もあれば望ましいです。

 

例えば社長や上司に指示された量が多過ぎるなら、仕事過多です。

新人で仕事が覚えられず遅くなっても残業は残業です。

何時に終わったか、証拠は残しておきましょう。

 

また過去のタイムカードの写メを撮っていなかった場合は、パソコンのメールのやり取りやログイン時間を写メして下さい。

 

 

もし証拠が無い場合

 

「いつ、何時まで、残業した理由、証明できる同僚や家族(帰宅時間)を掘り起こしましょう」

それらが証拠になります。

 

もしほとんど不明ならば、今日から退職日までの日々の終業時間を写メして下さい。

残業するのが日常的ならそれが証拠になり得ます。

 

 

 

労働基準監督署に相談

 

残念ながら労働基準監督署は万能ではない

どういうことかと言うと、「受身」です。

 

こっちの説明した未払い残業に対して、主張した事へは考えてくれます。

しかし主張していない事に対しては、教えてくれないし行動してくれません。

 

例えば未払い残業があったとして、会社に請求できる金額に6%(遅延損害金)を加えられます。

仮に会社があなたに50万円の未払い残業があったとして、それに6%を加えると530,000円を請求出来ます。

小さい事ですが、こういった事を労基は教えてくれません。

 

あくまでこっちが主張した事に対してしか対応してくれない

 

僕が聞いた話しで一番手の悪かった監督署の担当者の話しをします。

 

件数があり過ぎてなのか(不明)、面倒臭そうに対応したそうです。

未払い残業の話しだけ受け付け、パワハラの相談には乗らず、先延ばしにされて結局取り合ってくれず、泣き寝入りした人がいました。

 

労基の担当者に不信を持ったなら、その上の機関である労働局に相談してみるのも良いでしょう。

 

 

労基へは必ず事前に相談しましょう

例えあなたの会社が人手不足だろうと、上司に嫌味を言われようとあなたには退職出来る権利があるのはお伝えしました。

 

もしここで上司が「辞めさせない」とか「突然やめられたら損害が出る」等と言ってくるかもしれません。

 

その時のためにも労基に相談しましょう

なぜなら、

「辞めさせない」とか「損害が出る」と言われたら、「相談してから返答します」と返答出来るからです。

 

会社も労基に相談すると言われると、安易に返答出来ません。

 

もし強気で来るような上司や社長ならば、録音しておきましょう。

それらはパワハラで訴えられる証拠になります。

 

 

 

「仕方ないな」と円満に退職出来る理由を考える

 

ここまでは最悪を想定した対応方法をお伝えして来ました。

ここでは、相手に「その理由だとしょうがないか」と思わせる言葉を考えます。

 

例えば

・20代の方なら。

実家に戻るよう言われた。

兄弟と県外で同居することになった。

  

・30代の方なら。

夫(妻)の転勤について行く。

実家の家業を継ぐ。

  

・40代の方なら。

親の介護が必要になった。

子どもの進学で引っ越す事にした。

等。

 

望ましくない理由として挙げれるのは、

・家族等の人を悪く言う。

・自分が別の職業に移りたいと言う。

・会社の不満点を言う。

  

上記の理由だとブラック企業からすると、突っ込みどころがありすぎます。

 

 

 

上司や社長に伝える

 

さてここまで準備して、やっと退職を伝える段階です。

準備してきた量が多い程、それほど悩まずに進められます。

 

伝える場合の望ましい方法です。

いきなり上司や社長に「退職したいです」と言うと、やはり驚きとともに「は?」と思われる事もあります。

今受け持っている「仕事を片付けろ」とか、「無責任」とか言われかねません。

つまり感情的になりやすいです。

 

だから事前に

「辞めなければならないかもしれない」

 

と伝えます。

理由を聞かれたら、事前に考えていた理由を伝えます。

 

おそらく辞めて欲しくない場合は、相談に乗ってくるでしょう。

そして日時を少し開けてから、「やはり辞めなければなりません」だと納得してくれやすい。

 

あなたは「辞めたくて辞めるわけではない」という風に相手は捉えるからです。

 

事前の相談が会社の事を思ってくれると社長は受け取ります。
伝え難い事を伝える際は、相手の気持ちに配慮しましょう。

 

 

 

 

退職後に離職票が届いてから未払い残業を請求する

 

さて無事に退職出来たとします。

ここから喧嘩を売ります。

だから何もかも終わってから攻撃しましょう。

 

労基へ次の資料等を持参します。

・労働条件通知書(雇用契約書)

・出勤簿(未払い残業の証拠)

・給料明細書

・申し立て(請求)内容

・その他証拠になりそうなもの

 

提出したら、あとは労基が動いてくれます。

社長を労基へ呼び出して聞き取るか、監査が入ります。

 

そして労基であなたの主張の裏づけが取れたら、会社へ指示書が渡されます。

後はあなたの口座に振り込まれて、さらに後日労基から振り込まれたかの連絡が来ます。

それで終了です。

 

先は長いですが、今まで頑張ってきた分をお金で取り返しましょう。

 

ブラック企業は労働者が訴えて正さないと、悪質化します。

 

あなたが抜けた後の人たちのためにも勇気を持って行動しましょう。

 

 

関連ブログです。

 

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今日も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

あなたの明日は今日よりも苦難が減り、より多くのチャンスと幸福に恵まれた1日になるように。

また明日。

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