こんにちは、パファです。
私の部下に限った事ではないと思います。
インターネットでいつでも知らない事を検索できるようになって、考えなくなっている。
例えば売上を上げる方法。
業種によって違うし、同じ業種でも人は皆考え方が違うのだから、同じ様に営業して売れるはずがない。
基本的に自分の売り方や、買う人それぞれの性格等を考慮して自分で切り開かないと売れない。
あまりにインターネットに頼りすぎている風潮にあるので、警鐘の意味も込めてお伝えします。
パート、アルバイト、一般社員、若手管理職、若手社長へ私の経験を踏まえてお伝えします。
あなたの努力が1歩でも成功につながる事を応援しています。
そして日本の企業が世界一と言われる日を目指すブログです。
楽を選ぶと人間力が落ちる
人は苦しさを避けて楽を選んで行動するように出来ています。
それに加えて問題が起きると自分を棚に上げて、他人や環境の責任にします。
だから嫌な事からは逃げたり、自分は悪くないと無意識に決め付ける。
さらに他の誰かに、何かに責任を負わせる事で思考停止に陥る。
そのくせ出来るだけ楽に効率よく働けるようになるために、テクノロジーに対して評論家のようにいちゃもんを付ける。
人の役に立つものを開発するのに、どれほどの苦労と時間とお金がかかるのか理解をしようともしない。
この1人一人の思考停止が、日本の経済悪化の一要因になっている。
そして考える人はどこまでも考えられる人になり、考えない人はどこまでも何も考えない人になる。
それが顕著に思うのは、会社で日々生じる答えの無い問題にぶつかった時。
冒頭にお伝えしたように、何かあればすぐにスマホで検索して答えを出す行動が当たり前になってきている。
私ももっと若い時はすぐに検索していた。
しかし検索しても、私が困っている問題にまるっきり当てはまる解答は一度も無かった。
それでもすぐに事態を回復させたいから、少し違っていてもネットで書かれている通りの手段で試してみた。
解決はしませんでした。
例えば私が社長時代に売上が低下して従業員に給料を払えなくなってきたとき。
精神的におかしくなって苦しくて、ネットに頼った時がありました。
基本的に当時のネットでは、給料を上げるための方法とか、融資とか、倒産が書かれている記事しかなかったと記憶しています。
しかし私はそのいずれも出来ないから困っていたわけで、どれにも当てはまらなかった。
だから検索するだけ時間の無駄で、結局は全て自分で考えて行動を決めていた。
今考えると検索しようと思うこと自体、思考停止状態になっていました。
溺れるものは藁をも掴むという思いです。
時間を少し無駄にしてしまったが、ネットで調べるのは参考程度にしかならないとその時に学んだ。
思考停止は脳を休めるときにはきっちり休める必要があるが、考えないとならないときの思考停止は明らかに危険だと分かる。
ネットで書かれている事と、現実の自分の環境や状態は一切合致しないのだから。
すぐに結果が欲しい人は注意
ネットで検索する人の多くは、すぐに結果が欲しいからでしょう。
ですが人は言葉で感情を表し、言葉で考えて、言葉で知識を得て、知恵を出して言葉で発する生き物。
そのせっかくの人としての知恵を出す工程を自ら放棄しています。
時代が効率的になればなるほど人は考えずにすむ方法を選択し、考える力を弱めていきます。
人は言葉で考えるとお伝えしました。
しかし考えない人が行き着く先は、言葉で感情を表す事が出来なくなる。
感情を伝えられないから、子どものように態度で気持ちを表すようになります。
もっとはっきり言いましょう。
暴力的になり、短絡的な行動を取り、泣いたり、落ち込んで立ち直れなかったり、人のせいにしたり、環境のせいにしたり。
第二次世界大戦が終わった後からの日本は目覚しい発展能力で、世界で2番目の経済大国になりました。
ご承知の通りに。
当時はもちろんインターネットはありませんし、テレビだって電話だって無かった。
それなのに世界で2番目の経済大国です。
考えなくなった今が現在の日本の結果です。
私はインターネットは必要ですが、週に1日ネットを使わない日があっても良いと思っています。
実際私はスマホを出来る限り手に取らない時間を作っていますし、寝る前にインターネットはしません。
睡眠に悪影響を及ぼしますし、考える時間を作るためです。
だからYou Tubuもまったく見なくなり、ゲームもしなくなりました。
ニュースをまとめて見る時と、ブログを更新する時だけですね。
LINEもメールも1日で数回程度です。
出来るだけやらないようにしています。
シンプルに考えて結論をだす
多くの部下と話しをすると、常にインターネットを使っているからかすぐに結論を求めてきます。
しかも感情的になりやすい。
私の返答は決まって「できるだけ検索しないで、自分で考えて結論を出す」ように部下に伝えます。
自分で考えるクセを付けていないと、問題の本質が理解出来ていない事が多々見られます。
だから問題が移って解決が出来ない。
先ず始めに「何を解決したいのか」を明確にさせます。
すぐに話しが移ってしまう人には、紙に解決させる問題を先に書かせます。
その上で悩ませる。
それでも悩みなれていない部下の多くは「分からない」という結果に確実になります。
しかし私が一つずつほぐれた糸を解くように助けると、自分なりの答えを出します。
これまで何十人と部下を教育してきて、陥りやすい考え方は考える時間が長くなるほど糸がもつれていく。です。
だから1分以内に考えさせる事もやらせます。
長くても3分。
それ以上はいくら考えても、いや、考えている風で実はもう考えていません。
1分で今の知識を総動員させ、自分の行動を決める。
これを徹底して経験してください。
そのためには物事をシンプルに考え、自分で決められる事だけを考えないと出来ません。
複雑になったり、自分で決められない事を考えるほど分からなくなり、答えが出なくなります。
それを踏まえて考える練習をしましょう。
例えば今は新型コロナウィルスが世界で蔓延しています。
私なりの現時点(2020年4月10日)での対応策は以下の通りです。
(生活していくためなので、収入に対する考え方だけです)
- 勤めている会社が休業、或いは解雇、または倒産する前兆を感じたら、転職の行動を取る。(休業、解雇、倒産してから行動しても遅い)
- 社会福祉協議会から融資を得る。
- 生活保護を需給する。
- 収入をとにかくアルバイトでも融資でも生活保護でも確保して、次の就職のために学びながら社会の動向を見ながら機会を探る。
もちろん簡単に書くほど、どれも思ったとおりに出来るわけではありません。
しかし考えるスピードと、考えられる量、行動出来る範囲。
思いつかなければそもそも選択には含まれないし、出来もしない事を考えても時間の無駄、思いついても他の人より遅ければチャンスを逃す。
多くの可能性を拾いたければ、とにかく事態が悪化する前に考え、可能性を広げ、行動するための手段を確保する。
それしかありません。
今例えで新型コロナウィルスの事を記載しましたが、何にでも当てはまります。
とにかく「次の行動を考えて動け」です。
目的を見失わず手段を変える
部下が主導の会議で、私が口を出さずに聞く時があります。
すると目的を達成させるための会議のはずが、目的すら変わる事があります。
理由は目的のための手段が、出尽くしたという事です。
そして目的自体が変わってしまう。
そうなるといつまでも話しは決まらず、中途半端な状態がずっと続いてしまいます。
これが悪い思考の1つです。
目的を決めたら、何が何でも目的は変更しない。
それすらぶれてしまうと、どんな問題が出てもいつもぶれるのが当たり前になる。
目的を達成できないチームになってしまう。
だから目的は絶対変えたらダメ。
その上で手段はいくら変更しても構わない。
それこそ問題が起きると言う事は、常に流動的なんです。
いつも同じ状態にあるわけがない。
だから目的をいつも確認して、手段は日々変更されてもしょうがないんです。
極端ですが、手段は日々どころか半日単位でも変更されても良いくらいです。
そしてその変更に対応するには、考える時間が長いほど手段が止まります。
だから考える時間は極力短時間が望ましいんです。
繰り返します。
インターネットを見れば正確か不正確かは別として、多くの事柄が書かれています。
しかしそれを真似てもあなたの思考力の強化にはなりません。
さらに問題が解決はしません。
それぞれのケースが番う違うから。
むしろネットに頼るのは思考停止が続いているだけです。
だからネットを使わない時間を設ける、長くても3分以内に結論を出す。
この2つの練習をしてみてください。
それがいずれ思考力と決断力を強化させられる方法です。
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今日も最後までご覧下さりありがとうございました。
また明日。