こんにちは、パファです。
年上の部下が小言を並べていました。
新規取引先へ向かうのに住所は分かるけど、地図が無いと行けないと。
私は口が開いたままで、よだれを垂らして大変驚きました。
無いからと諦める人と、それでも諦めない人。その思考力の違いが、後に大きな差になる事を伝えます。
読み終えると「無い」状態から行動ができるようになります。
このブログは私が大学の心理科で学んだことや、起業してその失敗、現在勤めている会社の責任者として経験等、実体験を元に記載しています。
少しでも参考になれば幸いです。
無い、無い言っている人は問題解決出来ない人。解決出来る人は無いと言わずに解決する
仕事だけではなく、遊ぶところがない、やることがない、飲みに行く場所がない等。
無いはどこにでも転がっています。
本来そこからがスタートなんです。
例えば郊外の大型イオンには多くの日用品がありますよね。日常生活に必要な物は大体揃う。でももし売っていなければ、どこに売っているか考えるでしょう。
便利な世の中が、人々の思考停止を招いてしまっている。
売っている物ばかりではなく、作る事はできないのか、代用品だとダメなのかとか、そこに個性が出て楽しいのに。既製品は誰でもお金さえ出せば買えます。
個性を出すために必要な話しをしていきます。
サラリーマン的な発想
私は30代で起業するまではずっとサラリーマンでした。
とは言っても多くの人は雇用された事しか無いでしょう。
会社に入社するという事は、会社に守られます。だから仕事に必要な物が無ければ、会社が揃えてくれるのが当たり前です。
それが無いと仕事にならないから当たり前ですよね。
例えば新しい企画には当然予算が付きます。そして新企画なので、情報を共有するためにプロジェクトチームが作られ必要な物品が投下されていく。当たり前に。
さらに必要な情報を得るためにもお金が投入される。当たり前に。
ようやく新商品が完成し、販売されるともちろん宣伝費用がかかる。当たり前に。
この当たり前が途中で止まってしまうと、新商品の発売日へも影響してしまう。当たり前に。
サラリーマン的な発想は仕方がないと思います。
人は経験しないと学べない。サラリーマンしか経験した事がないなら、このような発想になる。
冒頭でお伝えした、私の部下で年上の人の話しです。
全てお膳立てしないと多くの事が出来ない。
確か50代半ばの方です。もちろん50代全員と言いたいわけではなく、年齢は関係ない。
年齢ではなく、お膳立てした仕事しか見て経験していないからできない。
せめて自力突破という考え方があると理解できればいいのですが、その方は理解できませんでした。
このようなサラリーマン的な発想は長年の蓄積で染み付きます。
残念ですが、用意されていて当たり前なんてありません。
経営者、自営業者的な発想
0から立ち上げるとはどういうことか。
何も無い所から築き上げなければ仕事ができない。
しかも理想な状態にするため全てにお金をかけていたら、いくらあっても足りない。だから出す部分と出さない部分を決めないとならない。
見聞きした人も多いと思いますが、孫さんが資本金1,000万円でソフトバンクを開業した。
約1ヶ月後のエレクトロニクスショーで800万円をかけて名乗りを上げるために使い、残り200万円をカタログ雑誌の作成に全額投資された。
そこからソフトバンクは始まったようです。
伝えたいのは、経営者や自営業者はお金の使いどころと、お金が無いなら無いなりにどう結果を出すのか考えるということ。つまり無いから出来ないは考えない。
無いからできませんは通用しない世界。
もし仮にあなたの会社の社長が、「今月現金が少なくて原材料を仕入れられないから、仕事なし」なんて言ったら従業員はどう思うでしょうか。
経営者は何も無い期間を乗り越えて会社を大きくしていきます。
その何もない期間に必要なのは「信用」です。
創業当初は取引先に頭を下げて支払いを分割にさせてもらったり遅らせてもらったり、従業員に給料を渡すのを遅らせてもらったり、必要な技術を足すために低い依頼料で専門家に協力してもらったり。
全ては信用を土台として会社を作り上げていきます。だから会社の信用を落とす社員はすぐに切られます。
経営者はそれほど苦労して積み上げてきましたから。
この辛く苦しい期間は言葉では言い表せないほど、惨めで屈辱で情けなく、不安で正解を求めたい思いを何度も何度も嫌という味わいます。
商品を売れなくても給料が出る社員とは、そもそも心の安定感が違う。
無い物を埋める思考術
現代は無い物が無いほど、物に溢れている。だから何でもあって当たり前な感覚になる。
それはつまり物が無い状態に慣れていないとも取れる。だから無いと言われても、「用意してください」としか言えないだろう。
そんな状態から抜け出すには、「無い」で止まらない意識を持つこと。
無いと言っていても時間は過ぎていく。であるならば、どうやって補うか。
現在手元にある武器(機材や思考)で、目的を達成させるために逆算する。
目標-持っている機材や思考=解決すべき過程(計画)
例えば新商品を作りたいが思ったよりも原材料費がかかる。新しい設備があればもっと単価を下げられるが、設備は一昔前のもの。
原価を下げて商品のクオリティーを下げるか、お金を借りて高い原価のまま作るか。
私ならば一つの手段として、その設備の専門家に相談して現在の設備のままで生産できる方法が無いか考えます。
もし身近に専門家がいなければ、専門家を知っていそうな人を紹介してもらいます。人は間に6人入れると全世界の人と間接的につながると言われています。
自分が考えられないのなら、考えられる人を見つけて相談する。
考え方の一つで、
松下幸之助さんは「汗をかけ、汗の中から知恵を出せ、それが出来ない者は去れ」という言葉を残している。
歌手の松山千春さんは「知恵のある人は知恵を出せ、力のある人は力を出せ、金のある人は金を出せ、何もないなら元気を出せ」と言われています。
職場で「無い」状態から築き上げていくためには、あなたの信用が必要になります。
そのために職場でも他人へ嘘をついたり、足を引っ張ったり、不親切な対応したりすると自分へ返ってきます。
当たり前なんてありません。いつでも「無い」状態から信用を築き上げていきましょう。
それが職場でも社外でも生き残っていける方法です。
関連ブログです。
何かに依存すると、それが無いと楽しめない。お金を使わない遊びも楽しい。
結果が出せず思い悩んでも気分が滅入る。自分を信じよう。信じ続けると道が開く。
不満や愚痴を言い続ける人には道は開かない。道なき道を進めば道になる。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。