こんにちは、パファです。
社員にこんな方がいます。
私が社員に一つの仕事を任せてもいいかと聞くと、いつでも「やります」「大丈夫です」と返答する方がいます。
自分の仕事もあるだろうから無理しないように伝えても「できます」と返答する。
昇進したくて努力してるってよりは、断れない性格なんではないかと思っています。
私としてはその部下は普段からとても努力家なので、何とか報われるようにしてあげたいと考えています。
そんな断れない性格の方にお伝えします。
目次
①自分の意見を押し殺して起きる事。
②意見を伝えられる生き方。
③自分の感情を感じる方法。
説明していきます。
このブログは私が大学の心理科で学んだことや、起業してその失敗、現在勤めている会社の責任者として経験等、実体験を元に記載しています。
少しでも参考になれば幸いです。
仕事も大事ですが、自分の事は自分で守らないと誰も守ってくれない
断れない性格の方は、自分を犠牲にして仕事や相手からの頼まれた事を優先させます。
本来やりたくない仕事や優先すべき仕事もきっとあると思います。
それでも頼まれた仕事を優先で終わらせてくれるのは助かりますが、そのまま自分の仕事を後回しにしたり、感情を殺した行動を続けていると必ず無理だと思う時が来ます。
断れない方へ断るまでの思考法をお伝えしていきます。
①自分の意見を押し殺して起きる事。
タイトルにもありますが、自分の意見を押し殺していると、成長せず精神的な苦痛から病になる可能性があります。
自分の意見を蔑ろにするのは、最初は感じませんが必ず苦しみます。限界が来ます。
その流れを説明します。
・自分の気持ちを後回しにして、相手の意見を尊重させる。だから選択も相手の選んだ事に従う。
自分の意思に自信がなかったり、発言が嫌だったり、相手の言い分のほうが正しいと思ったり、相手の強い言い方に気後れ等した場合です。
・そして自分の意思とは違うと思いながらも、行動する事で起こるストレス。
発言しない理由はどうであれ、自分の意思とは賛成できない意見の行動をする。
本人も気付いていないと思いますが、意思と行動にズレがあると人は必ずストレスが溜まります。
・そして「本当はこう思っているのに」という自分の意見の消滅。
若い世代はここまでを何年も繰り返しやすいです。ですがここまでを何度も繰り返していると、本当に疲れたりストレスがとても溜まりやすくなります。
それを長年繰り返して起こることが。
自分の考えに自信を無くします。
自信がないから人の意見を優先して、認められるためにそれを努力する。
「やれます」「出来ます」「大丈夫です」
人から指示されなければ行動できなくなり、人に評価してもらえなければ憤怒する。
他人依存に陥り、1人では判断が難しくなる。
多少極端な部分もありますが、概ねこのような生き方になります。
②意見を伝えられる生き方。
一方自分の感情、意思を伝えられる生き方は一言で伝えると生きやすくなります。
ストレスが大幅に軽減できるからです。
相手基準の生き方は、指示が無いと行動できません。だから自分が何をやりたくて、何をやりたくないかわからなくなる。
それが自分の意見を伝えられるようになると、好きな事とやりたくない事が明確になり、やりたくない事は排除していく事ができます。
そしてあなたが嫌いなタイプの人と距離を置く事ができます。
煩わしい人間関係と事前に距離を置く事が出来るので、それだけでもストレスが大幅に減ります。
あなたが何でも引き受けると、相手はそれに甘えます。
仕事を頼む方が余程しっかりした人でない限り、自分の仕事を減らすためにあなたを使い始めます。
それが、あなたが断われる性格だと相手が認識すると、あまり頼まれなくなります。
別の人へ頼みにいくでしょう。
つまりあなたが断る人間だと相手に認識させられます。
これまでの生き方は、相手にいいように使われていたんです。
自分と向き合い、何がしたくて何がしたくないか。が自分基準となります。だから相手から何か言われても、自分の基準では受けるのか受けないのか判断できる。
あとは断る場合の伝え方です。それさえ覚えたら、問題ありません。
つまり視線が相手から自分に向くので、やりたい事が出来る様になります。
楽しく生きられるようになりますよ。
③自分の感情を感じる方法。
相手に自分の意見を伝えるには、自分の意見を自分で知らなければなりません。当たり前ですが。
そして今あなたは、相手の意見を取り入れるクセが付いています。だからその癖を変えていきましょう。
私がオススメするのは、先ずは思考停止です。
相手優先で日々考えていると、相手に対する感情が優先してしまい、自分の感情はなかなか出てこない状況になっていると思います。
だからスマホのホームボタン、パソコンの電源を押すように自分の思考を一旦止めて、再起動しましょう。
すると今考えていることが全て止まります。すっっっっっっきりします。
一週間風呂に入っていない状態から、洗髪洗身した直後のようにスッキリします。
その強制的な思考停止方法は下記にリンクを貼ります。時間があれば読んでください。
思考停止をした次は。
思考を整理しましょう。
相手からの言葉と本来の自分の意思とが思考内で乱雑になっています。
例えばゴミ屋敷の中にある1つの物を探すには、ゴミを排除する方が早く見つけられます。
そんな感じで、思考内のいらないものを捨てましょう。
それから整理するんです。
整理する方法ですが、上記の強制的な思考停止を何度か繰り返します。すると本当に必要なものだけが残ります。
ほかの小さい事は考えなくなります。
さらにぼーっとする時間も必要なんです。
ぼーっとしている間は、脳の血管に血を巡らせている状態で、思考を熟成させています。
アメリカの学者が、クリエイティブな仕事をする人を対象にした実験を行いました。
内容は、物事をすぐに終わらせる人と、先送りする人の作品にクリエイティブな差の相関関係はあるのかという実験です。
結果、すぐに手を付ける人と、先送りしてギリギリに終わらせる人の作品ではそれほど差がなかった。
一番斬新なクリエイティブを残した作品が、その中間だったそうです。すぐに手を付けてもだめ、先送りしすぎてもだめ。
一度頭に入れて、思考する時間を設けるのが一番クリエイティブな作品ができたそうです。
だから頭に入れてからボーッとする時間は、意識的には考えていなくても、無意識的には煮詰めているそう。だから「はっ」と思いついたり、再度向き合ったら新しい価値観が湧いてきたりするそうです。
だからぼーっとする時間を設けましょうって話です。
余分な排除し、思考にも余裕ができる。
すると余裕や隙間があいたことで、自分の感情にも目を向けられるようになります。
そして余分な物を排除する方法や、整理する方法も生涯使用できます。
私も今でも使っています。
30代以降の人生では責任が付きまとう仕事が多くなるので、得ておくと楽に仕事に向き合えるようになります。
もちろん50代以降の方でもこれから取得できれば、同様に楽になりますよ。
関連ブログです。
思っている事と、行動が一致しないと心が疲弊していきます。
見えないストレスに対応しましょう。
断れない人の振る舞い方。
思考内ダイエット。集中できます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。