こんにちは、パファです。
このブログは私が大学の心理科で学んだことや、起業してその失敗、現在勤めている会社の責任者として経験等、実体験を元に記載しています。
少しでも参考になれば幸いです。
今日は千葉県知事の対応の遅さが私にはとても腹立たしかった。だからそこから学びたいと思います。
現在も被災されている千葉県の方々。一刻も早い復旧をお祈り致します。
想定できる人は焦らない、驚かない、後手に回らない
想定できない人は、表面に表れた事態にいつまでも振り回されます。
例えば地震で起きた津波です。津波への対応も必要ですが、問題は地震ですよね。津波は表面上に表れた2次的な災害です。地震が起きたから津波が来る可能性が高くなる。だから高台へ避難する。と想定できます。しかし地震と津波を関連できない人は地震が起きたから家屋の倒壊に気をつけて、外へ逃げましょう。で終わる。その後の津波で被害を受けるんです。
今回の千葉県知事は、今は一生懸命対応されていますが、事前に想定していなかったとしか思えません。
これは知事だからとか、台風だからだけではなく、普段から当たり前に発動すべき考え方なんです。
逆に、宝くじを買った事はありますか。もし買ったことがある人なら全員が思ったと思います。もし1等の1億円(仮の金額)が当たったら何に使おうかと。想定するって言うのは、まさしくこれなんです。
結論です。
想定するのは「最悪が起きたらどうなるかをシンプルに考え、対策をとる」です。
目次
①事前に想定しない世界
②想定外まで想定した世界
③想定の考え方
以上です。説明していきます。
①事前に想定しない世界
例に上げてしまい、現在被災されている千葉県民の方々に大変恐縮ですが、今回の千葉県知事の対応がまさしくこれです。
目に見える、もしくは情報が上がってきた事態だけに対応をする。これではいつまで立っても解決しません。
なぜなら表面に出ているのは氷山の一角で、問題は深い海にあるからです。本質の問題解決を同時にしなきゃならないのに、表面の問題ばかりに取り組んでいます。
あれだと誰でも分かるじゃないですか。
トップが取るべき行動ではありません。
これを後手後手の対応と言います。
食うか食われるかのビジネスや、陣地取りの戦争であれば、まぁ最終的に何にも無くなるでしょう。
トップが後手後手だと、周囲の人もイライラしますよね。会社の社長や上司でもこういう人はいると思います。対応が遅くて問題が大きくなる。そこでやっと重い腰を上げて、最悪の事態を招く社長。
もしかしたらその会社を離れる原因の一つになるかもしれません。
②想定外まで想定した世界
人は考えた事や、知識のある事でしか行動できません。だから考えていない事へは行動できません。
そしてその考えは、できるだけシンプルにです。細かく考えすぎると、何が何だか分からなくなり機能しません。
例えば大きな震度の地震があったとします。
◯想定していない人:地震が起きてからどこに逃げるか考える。避難先までの道も思いつき。
◯想定している人:津波の恐れがあるから、地元の小学校に避難する。しかし道中、塀が密集している住宅があるから、そこは迂回する。そして地震と同時に瞬時に動く。
初動の1歩目の動く時間もまったく違ってきます。どっちが生存確率が高いかは明白ですよね。
想定しておくべき考えは「あなたにとって1番起きたら困る事態」です。
その次は、「その次に起きたら困る事態」「その次に‥」という順番で考え、困らない所までイメージしましょう。
それら起こったら困る事態が本当に起きたとして、事前に準備をしておけば最悪を免れられるようにします。
例えば私が勤める会社が、明日倒産するのが今日決まったとします。会社が倒産して困るのは、給料が入らなくなる事ですよね。だから私は今このブログを毎日継続して、ここからも収入を得るためにもやっています。このブログも会社からの収入源が断たれた場合への対策でもあります。
また会社側が倒産が決まってすべきことは。
できるだけ従業員や関連企業に未払いが残らないようにするのが最低限です。だから資産は全て先に売却し、現金を用意します。
倒産が決まってしまうと、銀行からの差し押さえが始まってしまい、自分では勝手に売却ができなくなってしまいます。すると従業員や未払いがある企業へも払えなくなってしまいます。
最悪を考えられる人は、先手で対策するので最悪を逃れる可能性が高いです。だから仕事でもトラブルが多い人は、最悪を想定していない人が多いハズです。周囲のトラブルが多い人を想像してみてください。そうでありませんか。
次に想定するのが、想定できない事態が起きた場合です。つまり想定外を想定するんです。
どうやって想定外を想定するのか。
また私を例えます。会社の倒産は一般的にありうる話しですよね。
ですが会社が入っている建物が、ガスが原因で爆発して崩壊したとします。ガスを扱っている飲食店やガス屋であれば、想定できることかもしれません。しかし私の所属する会社は飲食店でもガス屋でもないので、通常ありえません。
想定外が起きた場合に一番困る事。それは人命です。全員が生存しているか確認を急ぐ。負傷者がいないことが次。従業員だろうが、通行人だろうが、人が無事であるのが一番優先です。
その次に、建物の損壊状況の把握のために警察と保険会社への連絡。それと同時に建物が全壊していることを想定して、次の建物を探す。です。
要は1番が人命。2番が会社の存続です。これはあくまで例なので、順番はあなたが決めたらいいです。
伝えたいのは「想定外が起きたら、対応する順番をどうするか考えましょう」って事です。
③想定の考え方
繰り返しますがシンプルに考えます。
細かく考えると、先に進みません。一番最悪を想定して、一番守りたい物とセットで考えましょう。
細かい事は、実際問題が起きてから考えたら良いんです。一番守りたいものだけ守れたら、後はあとからでも何とでもなります。
今回の千葉県の災害が、あなたの自宅へ起きたらどうしますか。
仮に私の県に同様の台風がきたとします。
私の家が一部損壊だけど、とても住めるレベルじゃない状態になったとします。
同じ県に私の実家と、妻の実家があります。どちらかに住めないか確認します。同県なので、どちらも停電や断水で住めないとします。
次に食料確保です。買えないなら、情報を集めます。それと平行して、職場も確認しなければなりません。社長代理ですので、社長と全従業員の安否確認です。
というような感じで、国内外問わず一度でも想定したことがない災害が起きたら、私は想定します。私に同様以上の災害が起きたらどうするかを。それが実際起きた時の、動ける行動範囲に大きく左右します。
繰り返しますが、人は想定した事か知識ある事にしか行動できません。考えられない行動へは動けません。
今もなお苦しんでいる千葉県民の方々を例にしてしまい、大変申し訳なく心苦しいです。ですが千葉県知事の「想定の無さ過ぎ」があまりに腹立たしくて、例にさせて頂きました。
千葉県の早い復旧を心よりお祈り致します。
関連ブログです。
管理職こそ勉強して、従業員のために最新のテクノロジーに対応しろ。
思い通りに行くことなんてそうそうないです。だからそれを想定しましょう。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。