pafa’s 研究所

仕事上での悩みや人間関係、モチベーションの保ち方、社員教育等、職場での見識を深めるブログ

過去に通信制大学に通った筆者が、メリット・デメリットを語る。大変だから人生変わります

こんにちは、パファです。

 

このブログは私が大学の心理科で学んだことや、起業してその失敗、現在勤めている会社の責任者として経験や実体験を元に記載しています。

少しでも参考になれば幸いです。

 

私は30歳の時、働きながら通信制の大学へ入学しました。当時私が感じたままをお伝えします。

現在の通信制とは大きくは異ならないとは思いますが、参考になれば幸いです。

 

 

気持ちの赴くままに通信制大学へ入学

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もう14~5年前になります。

いろいろな経緯があって通信制大学で学びたい、と思い急きょ4月の入学に間に合わせました。

はっきり言って、入学前は学校での勉強がそこまで苦しむとは思ってもいませんでした。勉強はしたいとは思っていましたが、多くの時間とお金を費やされるとは思わず無策でした。

 

入学のための諸々の手続きを終えると3月のいつだったか、その年で履修する科目の教科書が自宅に届きました。小学校や中学校時代を思い出し、教科書を手に持って休日も1日「勉強せず」興奮していたのを覚えています。

 

 入学説明会に行かずに入学したので相談相手もおらず、事務局に電話するのも緊張してできず、届いた資料どおりに始めようとしました。

ほとんどわからないまま、とりあえず入学したいから入学しました!のレベルです。笑

 

実は入学してから約10ヶ月はほとんど勉強しませんでした。しかし1年で決まった単位のスクーリングを取らねばならず、それだけはなぜか行くという強い思いがありました。

通学生が夏休みに入ってから、通信制の生徒が学校で勉強するスクーリングは一気に増えます。だから学校に行くと通信制の生徒が多かったです。

 

そして入学後初めていく母校。県外の学校を選んだので、深夜バスで向かいました。

駅前について宿泊ホテルまでブラブラと店を見ながら歩き、地元より発展しているその都市を眺めていました。

正直、学校に勉強に行くというよりは、遊びに行く気持ちが強かったです。

 

学校についてから右にも左にも建物があり、どこが教室かわからない。案内版はありましたが、挙動不審だったのは間違いありません。緊張で手と足が一緒に動いているような気持ちでしたから。

やっと教室を見つけると、すでに後ろの席には生徒が陣取っています。おそらく何度かスクーリングを受けた人で、話し合ったりしている人たちもいます。

私はバクバクの心臓で教室を眺め、人と関わりたくないから前から2列目の窓際の席を目指しました。

すると前の方の席って年配の方やしっかり勉強しようとしている方々が多く、当時流行っていたベッカム風のソフトモヒカンをしていた私は明らかに悪い意味で目立っていました。

何教科かのスクーリングを終えた私は、友達ができるわけでもなく地元に帰りました。

 

自宅に戻ってからもレポートを書く気にはなれず、理由は何をしたらいいかわからないから。レポートを書くのはわかります。でもどこに書いて、どうやって郵送するとか調べるのが面倒で逃げていました。

 

4月に入学しスクーリングだけ行って、レポートは提出せず。時は流れ、その年の12月には焦りを感じ始めます。年を越してから進学がよぎり、このままではやばいと思いやっと着火!

しかし過ぎた時間は戻るわけもなく、進学に必要な最低の単位を取るために1月から3月までの3ヶ月で、睡眠時間を削ってのレポート提出が続きました。

 もちろん働いているので、寝不足で毎日出勤です。

なぜか仕事の休日はゆっくりレポートが書けると思い、心にいらない余裕ができて午前中はゆっくり寝すぎ、午後から夜中までレポート作成していました。

 

もうレポートは捨ててしまいましたが、寝不足と疲れがマックスの状態で書いていたいたので、散々な出来栄えでした。

きびしい先生からは何度も再提出を求められ、友達もいないからヒントもなく何度も郵送で送りました。

今考えると何度も再提出をくらったお陰で、いくらかレポートの書き方を学んだと思います。

 

そんなこんなでやっとの思いで、進学できるほどの単位を取りました。

 

2年目

1年目はレポート作成から逃げていたので、それを踏まえて仕事の休日はレポートを完成させていました。

何度かスクーリングに行くうちに、学校の中や事務局、食堂や図書館、売店等を巡る余裕もできました。

夏場にスクーリングが多いので、暑い思いをしながら楽しんでいたのを思い出します。

そして私にもやっと友達ができました。

スクーリングに行くと、会話がなくても周囲の人を見ます。すると次のスクーリングでも一緒になると、お互い覚えているんですよね。

特に私はなぜか覚えられているようで、私が見たこと無い人からも「あのスクーリングにいたでしょう」と老若男女の方々から言われました。

私は顔と態度が大きい割に、気持ちとあそこは小さいため小声で「はい」と答えるのみ。

 

友達ができるタイミングは何パターンかあります。

・このように何度かスクーリングに行くと話さなくても「見たことある」から始まる場合。

・タバコを吸う人同士喫煙所で仲良くなる場合があるようです。私は喫煙しませんが、聞きました。

・社交的な人は1回目から誰とでも話しているようなので、すぐに友達を作っている人もいました。

・全国から生徒が集まるので、出身地同士でも仲良くなる場合が高いです。

 

3年目も4年目もレポートを提出するのは変わらないため、省きます。

私は実習を受けました。地元の住んでいる市の、隣の市にある精神科病院に合計約1ヶ月ほどの実習です。

これが一番きつかった。

なにせ働きながらです。実習先は片道1時間くらいの距離にあり、実習後はレポートを毎日書かなければなりません。

寝る時間が本当にとれない。

朝7時に実習先へ出勤。8時半から勤務し、18時に退社。自宅へは19時半頃ついてからシャワーとご飯を食べて、21時頃からレポートと実習の報告書(?)作成。終わるのは毎日2時とか3時、疲れで進まない時は4時近くに終わったのもあります。

体重が10キロくらい減りました。

 

4年間の大体の流れがこんな感じです。

 

実際に通ってのメリットとデメリット。

通信制大学に通ってのメリット

・これは言うまでもなく、友達ができました。今だとSNSが発展しているから、もっと多くの人とつながれると思います。卒業してから14~5年経った今でも仲が良い人とは連絡をとっています。とても仲が良く、近況を報告しあったりしています。

・次に嬉しかった事。文章の書き方のレベルが上がった。稚拙だった私の文章が、4年間でいくらかまともになりました。入学当初のレポートを卒業後に見て、よくこれで単位をくれたなと思った内容の物がいくつもありました。

・その学校が母校となったことで、その市が私の第二の故郷になりました。今でもその市に行くと学校まで足を運びます。泊まったホテルへも何度も泊まりに行ったりしています。親近感と愛着がわきました。

 

通信制大学に通ってのデメリット

・最後に書いた通り、働きながら実習とレポートを書くのがとにかく辛かった。あれだけはもう1回繰り返すのが難しいです。できなくはないけど、好んでやりたいと思えません。

・お金がかかる。夏場の休みを多く会社からもらうので、有給も使います。会社や同僚にも迷惑がかかります。休むから給料も減るし。蓄えていないとけっこう辛いと思います。

学費、スクーリング費、旅費、宿泊費、飲食費(友達が増えると比例して飲み会増えます)

・覚えてしまえば問題ありませんが、入学当初や実習等、始めて取り組む事へは理解力が必要でした。私はわからないまま間違えながら進んでいきましたが、社交的な人であれば事務局に聞くなりして問題ないかと思います。

 

 

通信制大学へ入学を考えている人へ。

もし通信制大学へ入学を迷っている方がいれば、私は入学を進めます。

理由は辛い事よりも、嬉しい事や得れる物の方が圧倒的に多いからです。とく友達を作るのはお金で買えませんからね。

そして4年間は長いようで、あっという間です。苦労してレポートを書いて、いつの間にかすぐ卒業になりますよ。

私は今でもお金と時間に余裕ができたら、別の学校か大学院に入学したいと思っています。

 

そして入学するからには私が経験したように覚悟をしなければなりません。

特に時間が無くなります。遊びに行けるのは大幅に減るので、それを無くしても良いと思える人になります。

現役学生の時には気付かなかった、学生で過ごせる時間は有意義で輝かしい経験です。現役に比べたら劣りますが、通信制でも擬似的には体感できます。

ぜひ時間とお金に余裕があるのなら、入学してみてください。

 

と言いたいところですが、卒業率は悪いですよ。私が通っていたころで4割~5割しか卒業しない。途中で辞めるそうです。その卒業する人の中でも、4年で卒業するのはさらに少ないそうです。

私は働きながら4年で卒業したので、成績はどうあれ優秀だったと自分に言い聞かせました。最後の先生との話し合いの場面はいまでも鮮明に思い出します。

とても嬉しかった事を。

 

がんばってください!

応援します!

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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