pafa’s 研究所

仕事上での悩みや人間関係、モチベーションの保ち方、社員教育等、職場での見識を深めるブログ

会社を倒産させて妻の信頼を無くした。信頼を取り戻す方法と決意を語る

こんにちは、パファです。

 

このブログは私が大学の心理科で学んだことや、起業してその失敗、現在勤めている会社の責任者として経験や実体験を元に記載しています。

少しでも参考になれば幸いです。

 

私は起業しましたが、約5年で倒産させました。

苦しみの中私だけが思い悩んだいたわけではなく、やはり家族へもかなりの負担をかけました。その中でも妻との関係性、現在の状態を今日は伝えていきます。

 

失った信頼は取り戻せますが、大変です。

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私は倒産とともに多額の借金を負いました。本当に苦しい思いをしました。

ですが私よりも惨めな思いをさせたのが妻でした。

私ではない人と結婚していたら、これほど苦しまなくても良かっただろうに。

私のわがままに良かれと思って付き合ってくれたのに、どん底を味わせてしまった。

さて暗くなりやすい話題なので、明るくいきたいと思います!

 

先にどん底とは、私一人ではなく妻にも借金を負わせました。

生活費がまったくなくなり、双方の親からも援助してもらいました。それでも足りなくて妻に消費者金融に借金を負わせました。改めて見ると、俺終わってる。。。

 

倒産を決意した辺りの私は、通常の精神状態ではありませんでした。他人の事なんて考える余地ありませんし、先の見えない真っ暗いトンネルの中を彷徨っていました。

月末近くなるとお金が足りず、お金を用意するためにあらゆる手段を考えていました。常にため息だっただろうし、笑顔なんて何年もなかったはずです。月末恐怖症だったのを明確に覚えています。

休みもなければ、妻とどこかに遊びに行くなんてお金も時間もありません。それどころか考える余裕さえありませんでした。

そんな状態の自宅に、妻は仕事が終わっても毎日ちゃんと帰ってきてくれました。

 

やっとの思いで倒産し借金は残っているものの、いくらか私が精神的に落ち着いてきてから考えました。

これまでの生活を振り返ったら、私と一緒に生活する意味が妻にはないんじゃないかと。

思い切って聞きました。「なぜ一緒にいてくれているの?」「なぜ離婚しないの?」

 

離婚は何度も考えたようです。驚いたのが人間は環境に慣れる生き物だと言っていました。つまりどん底の生活が当たり前になったら、それほど苦じゃなくなったらしいです。

Mかっ!と何度も突っ込んでやりました。

 

そして私と一緒に居てくれるのを望むなら、今後は妻に楽をして楽しく生きてほしい。と強く思い、そうなるように私が生きる決心をしました。

 

そして私はいくつかのルールを自身に課しました。

①妻に忖度するが、過度に気を遣わない。

②私の今後の給料は、収入も支払いも全て公開する。

③何事にも嘘は一切つかない。

④私の趣味や立場は後回しで、妻のやりたい事を優先。

⑤妻をとにかく徹底的に楽しませる。

 

倒産させてから約3年が経ちます。まだ借金は支払っていますが、妻との関係性は良いと思います。

最近仕事の休み(少ない休日ですが)には一緒に出掛けたりします。

会話も多いですし、笑い声も多いです。ちなみに子供はいません。

 

上記の5つをさらに説明していきます。

①妻に忖度するが、過度に気を遣わない

私は申し訳ない気持ちが強くなると、卑屈になりやすい性格をしています。一緒にいたらイライラさせるような時期もありました。だから妻に不快な気持ちにさせないために、卑屈にはならないと決めました。

 

倒産させる時、多くの人に迷惑をかけました。怒鳴られたり、土下座したり、訴えられたり、弁護士が間に入ったり。そんな普通に生きていたらできない経験を多く積んで、人の気持ちがなんとなくわかりました。

相手の言動でその人の潜在的な意識をいくらか感じ取れるようになりました。潜在的とは意識的の逆になり、意識していない無意識の部分です。

相手も理解していないであろう無意識を、相手の言動からある程度何を求めているか、多少読み取れます。

要は相手が言葉にしなくても本質が態度から分かります。

 

その無意識の部分を積極的に感じ取って、先に行動する事をここでは忖度とします。

妻のこれまでの苦しみと、それでも一緒に居てくれる感謝に私は忖度すると決めました。

例えば私が伝えた事は、

・妻の仕事の休みの日は、家事も一切休む完全休日。休んでと伝えても、結局家事してくれます。

体調が優れない時も、疲れた時も、いつ休んでも良いと言っていますし、そう私が感じたら先に家事を休むよう伝えます。

・妻の許可制で私が家事をやります。私はもともと料理が好きで、掃除も嫌いではありません。裁縫は苦手ですが。それらの仕事も私から「やろうか」と先に聞きます。実は聞く前に、大体妻の態度でやってほしいかやってほしくないか分かります。

・妻はテレビが好きなので、妻優先の番組を一緒に見る(特にお笑い番組)。ただ一緒に見るだけではありません。次にもつながりますが、妻を楽しませるために大好きなお笑い芸人さんの旬な芸を私は真似て妻を笑わせる努力をします。低品質な芸真似なんで最初は引きつっていましたが、最近は一緒に乗ってくれます。

 

②私の給料は収入も支払いも全て公開する

これまで妻に借金を負わせ、妻のお母さんにもお金を借りました(お父さんは病気で亡くなっています)。本当に迷惑をかけまくりました。

だから私のお金の流れを完全透明化させています。そして生活費を優先にし、いくつかある私の返済はどんなに苦しくても自力で何とかしています。

企業していた時に比べたら、比較にならないくらい何とかできます。そんな一般にはつかないスキルも身についちゃいました。

 

③何事にも嘘は一切つかない

要は誠意です。1回の嘘で、私の全ての言動は信用を失います。これまでも信頼を得るために多くの行動をしました。自分の行動も台無しにしたくないので、嘘だけはつきません。

時として言いたくない事も、言い難い事もあります。だから伝えない時や一部しか伝えない場合もありますが、嘘は絶対はつきません。

 

 ④私の趣味や立場は後回しで、妻のやりたい事を優先

 

繰り返しますが私の両親にも多大に迷惑をかけましたが、妻のお母さんにも迷惑をかけました。

今はまだ妻のお母さんにお金を返せないので、行動で誠意を表しています。何年も仕事で妻の実家には行っていませんでしたが、去年からお盆も正月も休みが取れれば行っています。今年に入ってからも家の修繕で男手がないからできる範囲で手伝ったりもしています。

それと妻はアニメも好きなので一緒に見たり、ブックオフで漫画を買ったりしています。私も面白くて読んでいるのと、妻と話しを合わせられるようにラノベを見ています。例えば、転スラとか魔王様リトライとか。

 

⑤妻をとにかく徹底的に楽しませる

これが一番重要です。相手を笑わせるプロの芸人さんでも苦労しているのに、私なんかが人を笑わせるのは本当に大変です。

最初は笑ってくれるどころか、家の中が年中吹雪いていましたよ。この国は冬しか季節はないのかと思うとこから始まりました。

夏を迎えるために妻の趣味を再度確認し、笑ってもらうために恥を捨てました。そこからです。ひきつり、苦笑い、作り笑い、微笑み、笑顔、高笑い、大爆笑まで今なら起こせます。

でも本当は本質では、面白くはないと思います。ただ私が笑わせたいと行動しているのを、認めてくれているのかと思います。

だからその妻の気持ちを大切にしたいから、そのためには何だってします。

 

 

私の決めたルールは以上ですが、実は前提の話しもあります。

・私の事や家の事をしてくれたら、都度感謝の言葉を伝えています。

妻も同様に、私が何か家の事をしたら都度感謝の言葉を言ってくれます。

だから悪い空気にはなりません。喧嘩する時も稀にありますが、すぐに仲直りします。

・曖昧な返事はしない。良いか悪いか、または別のプランか。つまり毎回向き合います。適当にあしらった態度は見せません。たぶん。。。

・上記全ての私の言動を、不自然にやらない。やりたくない態度でやったら、妻だって楽しくないし嫌ならやるなと思います。だから全て全力です。

それが今の私にできる精一杯です。

 

ありがたいことに、妻は私のやりたい事にまた協力してくれています。

例えばこのブログです。妻を楽にさせたいから私は働きながらこのブログで稼ぎ、妻を働かせなくてもいい状態にしたいと望んでいます。

だからやり続けます。

 

それと倒産してから約3年経ちました。

私なりの妻優先の行動からも多くの事を学びました。

例えば人を笑わせる難しさとか、家族を大切にする難しさとか。今でも学んでいます。

 

一つ間違えるとすぐに信頼は崩壊します。私の場合前例を作ってしまったので、いつまた信用を失うかわかりません。

そうならないためにも努力は継続します。

 

もしこのブログを見てもらった方の何かの参考になれば幸いです。

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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