pafa’s 研究所

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小さいミスを繰り返してしまう。自分のクセを知って修正する方法

(最終更新日:令和11月6日)

 

こんにちは、パファです。

 

 

今日は小さいミスを繰り返してしまう方向けです。

 

例えば忘れ物をしたり、計算ミスをしたり、資料の一部を読み飛ばしてしまったりという小さいミスをする方です。

 

小さいミスは癖で出ている場合が多いです。

意識して行動する方法を解説します。

 

 

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小さいミスをする理由

 

以前の僕は小さいミスを当たり前のように繰り返していました。

例えば資料の途中を読み飛ばして、内容をしっかり把握しなかったり。

また、最後に確認しないために起きる計算ミスや、資料作成で抜けや漏れもよくありました。

 

当時の上司に、「大きな挑戦で失敗したなら評価をするが、あまりにくだらないミスが続くから考え直して行動しろ」

と、よく怒られていました。

それでも直らず、直せず。

癖になっていたんでしょう。

ついに僕の仕事の多くを都度上司に提出し、確認作業を毎回させられました。

そして怒られるのが嫌で確認する行動をやっと手に入れました。

 

そんな小さいミスを繰り返してしまう方。

癖なので意識するとある程度直せます。

僕はかなり直せました。

 

ミスをする理由から考えていきます。

 

理由① 育ってきた環境

 

人の癖は簡単には付きません。

繰り返しの行動で、癖になります。

しかし一旦癖になると、今度は簡単に直せません。

 

本来悪い癖が付く前に、望ましい行動を繰り返して癖にするのが理想です。

しかし若い頃はそうもならない。

若い頃から良い癖が付くか、悪い癖が付くかで社会人になってから大きく行動が変わります。

 

例えば僕は(あまり大きな声で言えませんが)高校生の頃からお酒を飲んでいます。

もう30年近く前の話ですが、当時ウィスキーやブランデーの空瓶を部屋に並べるのにカッコ良さを感じていました。

BARみたいな感じです。

 

飲んだことの無いウィスキーやブランデーを買っては空けて窓際に並べ、ある程度飲み尽くしたら日本酒に手を出していました。

そんな事をしていたから、10代からお酒を飲むのが当たり前になりました。

若い頃のカッコ良さの追及のつもりが、日々の生活スタイルとなってしまった。

すると大人になっても若い頃の癖が未だに抜けない状態に出来上がります。

お酒には詳しくなりますが、当然勉強は疎かになります。

 

嗜好品の多くはこんな感じで癖になっていきます。

 

また、もっと小さい頃の育ち方も影響します。

 

再度僕の話しをさせて頂きます。

僕は一人っ子で両親は毎日仕事に出ているため、平日も週末も1人で過ごしていました。

両親が帰宅するのは夜です。

部活には入っていましたが、割と好き勝手に育ちました。

誰も怒る人がいなかったので。

(もちろん両親の責任にするつもりはありません)

だから怒られ慣れていないし、ストレス発散には短絡的な欲を満たす方法で育ちました。

 

この性格を変えるのにも、ずいぶんと時間がかかりました。

残念な事に完璧には直っていませんが。

 

理由② 習慣になってしまった行動

 

育ってきた家庭環境や、学校での繰り返される行動が習慣となります。

定着した行動は、毎日繰り返す事で安心感をもたらします。

すると人は安心感で心が安定するので、毎日同じ行動を繰り返すようになります。

 

毎日繰り返される行動を変えると、なんとなく違和感を感じます。

よって毎日繰り返される行動に戻る。

 

例えば僕のように勉強嫌いな性格は、勉強する楽しさを知りません。

当時の僕は勉強慣れしなかったから、勉強する事に違和感を感じて机に座り続ける事が出来ませんでした。

 

30歳も過ぎてから勉強の面白さがやっと理解出来るようになりましたが、学生の頃に知りたかった。

 

自分は勉強嫌いだと勝手に決め付けて、行動の範囲を狭める考えは愚かでした。

 

理由③ 楽をしたい気持ち

 

人は困難を遠ざけ、楽をしたいと考える生き物です。

そして楽を手にするにも二通りの行動があります。

・困難に向き合うのが嫌だから逃げる。

・楽をしたいから出来るだけ1回で完璧に終わらせる。

 

という考え方です。

前者はやるべき事から逃げる行動で、後者はやるべき事はやるのが前提です。

同じ楽をするにしても、前者と後者ではその後の気持ちに大きな違いがでます。

前者はいつまでも終わらない困難に、気持ちが奪われて落ち着けません。

一方後者は困難を通りますが、終わった後はすっきりした晴れやかな気持ちになれます。

 

つまり困難に向かう際、「困難を見る」のか、「困難の先」にある晴れやかな気持ちに目を向けるのかで行動が全く変わります。

 

 

癖に気付く方法

 

自分の癖は知っているつもりでも、案外知らない場合が多いです。

それは気持ちの変動があった時に表れたり、小さい頃から染み付いていたりするからです。

 

例えば不安になったり緊張感が高まったりした時は思考する余裕がありません。

そして感情が動いた時に癖は出やすいです。

安心を得たい、同じ行動をする事で緊張が和らぐ事を身体が求めています。

口の周辺を触ったり髪の毛を触ったりして落ち着こうとします。

 

そして人はミスを犯すのが当たり前の生き物だという認識も必要です。

誰もがミスをします。

それを防ぐ行動で個人差が出ます。

 

防ぐ方法について考えます。

 

方法① 日々行動を振り返る

 

望ましいのは同じミスを繰り返さない振り返りです。

例えば今日計算をミスをした。

それだけの事実で終わると、間違いなくまたミスをします。

 

なぜミスをしたのか。

防ぐためにはどうしたら良かったのか。

そこまで落とし込んで考えないと、必ず同じ失敗をします。

 

また人や環境のせいにしてもダメです。

なぜなら自分で変えられない事の責任にしても、現実は変わらないからです。

相手だけが悪いという事はないはずです。

自分の過失を冷静に考えられるようにします。

 

同じ失敗を繰り返す人は信頼を失います。

 

方法② 人生を振り返る

 

 次に振り返るのが、これまでどう生きてきたかです。

例えば何かに挑戦して失敗する事は、学生の頃から誰もが多く経験していると思います。

 

人は安心したいがために、行動を繰り返えすという事を前述しました。

失敗した時も同じ様な行動をします。

失敗から目を背けるのか、出来るようになるまで努力するのか、出来ない事は避けて先にいくのか。

そこで自分の性格が分かるはずです。

 

過去の自分の行動で今の自分の行動もある程度先が読めます。

だから過去を振り返りながら、先の行動を決めていく。

大切な視点です。 

 

方法③ 人に聞く

 

自分の視点だけでは分かりきれない事もあります。

人に聞いて自分のミスをしやすい考え方や行動を教えてもらう方法です。

 

教えてもらうと、簡単に知る事は出来ます。

しかし相手の主観が入るので、必ずしも正しいとは言えませんからアドバイス程度で考えます。

さらに人に教えてもらう事は考えずに済むので楽です。

教えてもらう事に依存しないように注意が必要です。

 

また、人からダメ出しを聞く事になるので、受け止める素直さも必要です。

せっかく人が教えてくれたのに、反発していたら信頼を失います。

 

 

修正した行動をするには

 

同じ行動は安心を得るという事を伝えてきました。

安心は手に入れられますが、同時に望ましくない行動を得てしまう場合もあります。

 

例えばミスをしたら謝るだけの人。

謝るのは間違ったことへの謝罪と、今後どう行動するのかをセットで考えるものです。

しかし謝罪に意味を持たせてしまうと、謝って終わります。

 

だから僕は職場の部下が失敗したら、その先を考えさせます。

謝罪よりもこれからが重要だと認識させています。

 

修正にも良い修正と悪い修正があります。

望ましい良い修正する行動について考えます。

 

繰り返している当たり前の行動に疑問を持つ

 

例えば僕の10代の頃のように、学生なのに毎日お酒を飲むのが習慣になる。

これは望ましい行動ではないのは誰でも知っています。

しかしカッコ良さの定義を間違ってしまった僕は、お酒を飲む事を正当化しました。

 

自分の言い分で判断するのではなく、世の中で考えます。

毎日当たり前にしている行動は、世の中的にはどうなのか評価します。

 

行動後の確認作業を当たり前にする

 

小さなミスを抑えるために、確認作業を必ず入れます。

例えば出勤する前に火元の確認や戸締りを確認するように。

 

1回の失敗を許してしまうと、必ず次の失敗も妥協してしまいます。

すると失敗するのが当たり前になる。

 

そうではなく1回の失敗をしない最善を尽くします。

たった1回を疎かにするから失敗が当たり前になる。

 

それでも失敗したらもう一回対策を考えましょう。

 

さらに失敗するならもう受け入れます。

手段を変えましょう。

 

気をつけて欲しいのは、失敗したからと自分を責めない事です。

あくまで直す行動に視点を持ちます。

自責の念を強く抱いてしまうと、落ち込み自信を持てなくなって悪循環になります。

 

常にミスを想定する

 

 人ですからミスは必ずあります。

ミスを前提にカバーの方法を考えておきましょう。

 

例えばこの今回の記事もそうです。

ミスを想定したブログ内容にしています。

 

失敗したら落ち込まず、すぐに原因を確認する。

分析を基に次の行動を考える。

 

また、上司への報告方法も考えます。 

言い訳は上司を苛立たせます。

理由は自分を守ろうという気持ちがダメだからです。

 

良いか悪いかは上司が判断するので、ありのままの事実だけを報告します。

その上で「主観ですが」という言葉を前提に、原因を冷静に伝えて対策も付け加えます。

もし間違っていたり、もっと良い改善方法があれば指摘されるでしょう。

それを素直に受け止める。

 

この順番を頭に入れておきます。

事前に決めておかないと保身的な行動に出ます。 

  

自分のミスのパターンを知って、そこから次の望ましい行動に意識する。

自分を責めずに直していきましょう。

 

終わります。

 

今日も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

あなたの明日は今日よりも苦難が減り、より多くのチャンスと幸福に恵まれた1日になるように。

また明日。

 

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