(最終更新日:令和2年10月22日)
こんにちは、パファです。
今日はまだ品位を身に付けていない若い方向けです。
中年になってから清潔感の無い服を着ていたり、相手を罵る言葉を発したり、自分の欲を満たすために何かに依存してコントロールできなかったり。
こんな中年は誰からも相手にされなくなります。
どんなに顔立ちが立派でも、話しになりません。
そして中年になってから品位を学ぶには、遅過ぎます。
20代から学びましょう。
品位とは
コトバンクによると品位とは
見る人が自然に尊敬したくなるような気高さ、おごそかさ。品。
とあります。
20代から品位を身に備えるのは難しいです。
一般企業に入社して品位を持っている方に会うには、昇進して30代か40代にならないと接する事がありません。
同僚の多くはあなたと同じ様に品位を持っていません。
そういう環境にいるからしかたありません。
あなたが会社を起こしたり、フリーで働いていたら別ですが。
僕は30代で起業する準備をしている時に初めて、品位を持った社長の方々と接する機会が増えました。
僕も社長として同等に接してもらうには、最低でも同じ様にならないと相手にしてもらえない。
そこから品位を気にした言葉や行動を意識しました。
おそらく起業しなければ、品位を持つという概念は無かったかもしれません。
悪い例をお伝えします。
たまたまかもしれませんが、市役所の一部職員の履いているズック。
スーツにスニーカーのズック。
あまりにもミスマッチしていますが、その部署の方々を見ると数人がスーツにズックを履いている。
もしかしたら現場に行くための理由なのかもしれませんが、あまりに不恰好です。
ダメージジーンズもプライベートでは良いと思いますが、出勤の際に履いていくズボンとしては望ましくありません。
ダメージジーンズを履いて会社に入る姿を誰かに見られたら、「そういう人なんだ」と思われます。
例は他にもいくらでも挙げられます。
・冠婚葬祭のマナーがわからない
・取引先との会食でのマナー
・仲間との飲み方と、仕事関係者との飲み方の違い
・大きなトラブルが出たときの対応方法等。
多くの場面で人の目に晒されています。
できない、わからないはせめて30代までです。
30代までは笑われても教えてくれます。
教えてくれる人がいます。
しかし40代から「できない、わからない」は通用せず、教えてくれる人もいません。
そういう人なんだと烙印がつきます。
さらに会社に所属し責任ある立場に就いた場合、品が無い人へは部下も尊敬せず影で馬鹿にされる。
そして品位を身につけるのは簡単ではないありません。
勉強と同じで、日々の努力の積み重ねで得るものです。
そして普段の生活での言動とは、次のようなものを指します。
・清潔感
・たたずまい
・綺麗な文字、わかりやすい文章力
・話し方
・感情の表現
・考え方、芯
・思いやり
・礼儀
・相手の気持ちを汲む
等。
品位が無い人の特徴
大きく分けて5つの特徴をお伝えします。
ぱっと見ただけでも、品位があるのか無いのかはすぐに分かります。
ですが自分が同じ様にならないために、考えていきたいと思います。
特徴① 自分を客観し出来ない
他人の行動や言葉ばかりが気になって、自分の行動を振り返られない人。
例えば先に述べた役所の人のズック。
自分は履き心地とか、現場での使いやすさを重視しているのかもしれません。
ですが役所の中でズックはあまりに場違いです。
それを見られても何も感じない。
ズックと靴を履き替えるだけで1分もかからないのに、それをしない。
役所は税金で給料が出ています。
それを市民に不快感を与える容姿は考え物です。
どう自分を見せたいかより、自分の都合を優先させる人は品位からは程遠い存在です。
特徴② 感謝や恩が無い
品位とは人から尊敬されるに値する人と、前述しました。
人に対して感謝が出来ない、又は恩義を感じられない人は残念ながらいくら仕事が出来ても信用さえされません。
尊敬される人に値されません。
また仕事でトラブルが起きた時一緒に対応してくれたら、誰でも感謝の言葉を伝えるでしょう。
そうではなく、毎日の当たり前に感謝できる人が品位が高いです。
やってもらって当たり前、毎日当たり前に仕事があると思うのは間違いです。
両親や奥さんが家事、料理を毎日やってくれるのも当たり前ではありません。
今の時代いつ会社が倒産するか分かりませんし、上司や同僚、部下が仕事を手伝ってくれるのも当たり前ではありません。
毎日変わらない日常でも、人の行動に気付いて感謝を伝えられる人が望ましいです。
特徴③ 自分をコントロール出来ない
すぐに感情的になったり、過剰に太り過ぎていたり、何かに依存したり自分をコントロール出来ない人です。
拘りはあって良いと思います。
しかし自身をコントロール制御出来ない状態にするのは間違っています。
自分に負け続ける人からは品位は感じられません。
特徴④ 自分の過失を考えられない
例えば車の事故で相手とぶつかったとします。
自分目線では相手の悪い部分のみが見えて、それを強調して自分の正当性を貫きます。
それは相手も同じです。
最終的には喧嘩です。
そうではなく自分のどこが間違っていたのか。
どこが原因で相手に迷惑をかけてしまったのか、振り返られない人はただ感情的な関わりたくないタイプです。
どんな事にも絶対はありません。
自分に過失があるとしたらどこなのかを考えられる人になりましょう。
特徴⑤ 何も行動せず過ごしてきた
行動をしないと品位を学べない理由は2つあります。
一つ目は狭い社会の中では限られた人としか接する機会が無いからです。
一般的に雇われて働いていると、その職場を中心とした社会しか見えません。
そして社員として働いていると、自分の会社の社長と話す機会も少ないだろうし、他社の社長と話す機会もそれ以上に関わりが無いでしょう。
二つ目は自分で品位を上げる行動をしないと身につきません。
例えば同僚がおしゃれな格好をしている。
それを見て真似て初めて、多くの気付きがあります。
自分を知る事が出来ます。
つまり見ただけでは分からず、行動しないと分からないんです。
40代以降になってから服装を変えようとするのは、抵抗がありますし簡単ではありません。
慣れていないです。
早い時期から品のある人と交流し、行動しましょう。
品位の身に付け方
ここまでも品位の無い特徴でお伝えして来ましたが、改めて品位の身に付け方について述べます。
方法① 行動の先を考える
まずは自分の取ろうとしている行動の先を考えましょう。
何度も例えて恐縮ですが、役所のズックの方々。
一般的に会社員でスーツにズックを履いている人を見た事あるでしょうか。
駅の改札口を出て大勢のスーツ姿の人たちの中にズックを履いた少数派がいる。
それがおしゃれで拘りだとしても、芸能人のように見られる商売では無い場合は不釣合いです。
自分が何のバックボーンを背負っているのかを考えましょう。
そして次に言葉です。
自分の感情に負けて相手を怒鳴り散らしたり、喧嘩したり。
品格がある人で尊敬される人は、相手と意見が違っても意見を尊重します。
仮に自分と意見が違っていても、自分と相手の意見は違う事を認められます。
だから言い負かすとかではありません。
ただし自分が攻撃された場合、感情的になる気持ちは分かります。
そんな時は大人の喧嘩をしましょう。
大人の喧嘩とは自分の品位を保つために水面下で戦ったり、警察や弁護士等に介入してもらいます。
あなたがワーワーギャーギャー騒ぎ立てる行動は間違っています。
方法② 感情のままに言葉や行動をしない
上記と同じ事になります。
感情をコントロールしましょう。
相手にムカついたとします。
ストレスがうまく発散出来ずに、他人に当たった。
ギャンブルやお酒に依存した。
暴飲暴食で太っても食べる事をやめられなくなった。
とか。
ストレスを上手く発散させようとするよりも、品位ある行動を目指す事に集中するのが望ましいです。
もう少し分かりやすく伝えます。
ストレスを考えないようにするのも、抑えるのも無理です。
人ですから考えないようにするほど、考えます。
そうではなく、ストレスを受けても適切な「品位ある行動とは」を考えます。
すると思考はイラつきよりも品位ある行動に思考は使われます。
要は使い方の問題です。
方法③ 自分を振り返る
特に感情的になっている時ほど自分をコントロールするのは困難です。
感情的になって怒ったり泣いてしまったら、それはそれでしかたない。
自分を責める必要は無く、次はどうしたら良いのかを決めるだけで良いです。
例えば人に馬鹿にされたと感じてすぐにキレてしまった。
次は馬鹿にされたのかを先に確認するとか、一呼吸置いて気持ちを静めてから言葉を発するとか。
その反省と次の行動を決めて、さらに失敗したら、さらに改善しましょう。
品のある人は、自分も他人も責め続けません。
それはそれと受け入れます。
そして現状のストレスよりも次を考えます。
それが器です。
方法④ 相手への気遣い
最後です。
気遣いはとても大切です。
例えば1ヶ月風呂に入らず同じ服を着続ける人。
一方毎日風呂に入り、安くても定期的に新しい服に変える人。
言わなくても分かります。
そして人に与える印象も違います。
せめて毎日の風呂と新しい服でなくても、洗濯は必要です。
理由は相手に不快感を持たせないためです。
相手に気を遣わせない行動を取れる人が、人から尊敬される品位の一つです。
例えば同僚と喧嘩したとします。
同僚からの謝罪を待つのではなく、あなたから謝罪する。
自分の気持ちよりも、相手への気遣いを優先させられる人が品のある人です。
繰り返しますが、簡単には身につきません。
だから日々意識して取り入れていきましょう。
終わります。
今日も最後までご覧下さり、ありがとうございました。
あなたの明日は今日よりも苦難が減り、より多くのチャンスと幸福に恵まれた1日になるように。
また明日。
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