pafa’s 研究所

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他人の行動の「なぜ」を考え知る事で、交渉を有利にしたり不正を暴ける

(最終更新日:令和2年10月1日)

 

こんにちは、パファです。

 

 

今日は同僚の性格を読み交渉事を有利にさせたり、不正を暴きたいと思っている方向けです。

 

人の行動には必ず理由があります。

その理由を知る事で、先手で本質を見抜いた行動が取れます。

 

解説します。

 

 

 

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他人の行動に興味を持つ

 

人は自分の事を中心に自分基準で物事を考えます。

 

今日の夜ごはんどうしよう。

週末はどうやって遊ぼう。

仕事が嫌だけど、今日は何の仕事をするのか。

同僚は良い奴だけど馬鹿だ。

お金が無い、支払いが出来ない。

等々。

 

全て自分基準です。

考えている時の表情は、基本的に真顔です。

 

一方人と会話する時は、相手とうまくコミュニケーションを取るために笑顔になります。

 

怒った表情で楽しい会話は出来ませんからね。

 

そして仕事中等、嫌な事をしている時は眉間にしわを寄せたり、苛立っている表情をします。

逆に困ったり泣きそうな表情の方もいます。

 

つまり表情を見るだけで、相手が今何を感じているか多少予測理解する事が出来ます。

 

そして人は1日に何度も表情を瞬時に変えます。

笑っていたと思ったら、怒ったり、真顔になったり、また笑ったり。

 

その表情が変わる毎に、本人の中で何かの変化があったから変わります。

その変化を気にして見つけましょう。

 

 

人の行動の疑問をそのままにしない

 

人の表情に変化が表れた時、まずは予測します。

仮に笑っていた状態から突然泣き始めた。

当然何か理由があるからでしょう。

 

その理由を考えるんです。

 

考える理由は相手の性格を知っておく事で、今後喧嘩したり交渉する時に有利に運ぶためです。

 

最初は間違っても問題ありません。

大切なのは間違ってもいいから、予測を立てる事です。

そして予測を立てたら相手に理由を聞きましょう。

 

そこで答え合わせです。

ここで知るべきなのは、相手の泣く理由と涙腺の長短です。

自分にとったら「そんな事で泣くの」と思う事もあるでしょう。

逆に「そこまでされたら泣くよね」と同情できる場合もあるでしょう。

 

表情が変わる度に予測と答え合わせです。

同僚全員を確かめていたら、仕事になりません。

だから気兼ねなく話せる心の距離が近い人から始めましょう。

 

 

疑問を考える

 

ここまで人の表情が変わったら疑問に思う事とお伝えしました。

 

しかし「なぜ」変わったかを考えるのは難しいです。

まず当たり前ですが答えがありません。

答えを探す日本人の教育環境ではない考え方になります。

 

そしてすぐに出る問いではないので、何度も考えなきゃなりません。

だからこそ、即答で予測を立てるのが望ましい行動です。

そこで当てる事が目的ではなく、自分の予測とのズレを理解し、相手の性格を知る事が目的だからです。

  

他人の行動の「なぜ」を知る事で、相手の気持ちや性格が多少理解できます。

すると今後の行動予測が立てられます。

 

例えば怒られると泣きやすい人は、数日間はへこんでいる事が予想される。

逆に怒りやすい人は、落ち着くまでイライラしている事が予想される。

 

次に疑問に思うのが立ち直るまでの早さです。

怒られた次の日には立ち直る人もいれば、1週間経ってもまだ引きずる人もいます。

その違いを考えます。

 

するとその人の強い部分や弱い部分、言えない事や隠し事等が見えてきます。

 

実際に僕が見た部下についてお伝えします。

 

会社で部下が同僚から怒らました。

話しを聞くと、へこむほどの事でもない些細な事。

それを怒られた部下は数日間引きずって、立ち直れない。

 

普段の行動を改めてよく見ると、周囲に迷惑をかけないような行動ばかりをしています。

挑戦はもってのほか、行動や方針の意見を同僚に合わせる。

自分から新しい発言をしない。

人に向かって指摘が出来ない。

まず考えられるのは、怒られる事にとても弱い人です。

 

怒る理由は「間違っている行動を正すため」です。

相手を否定する事ではありません。

 

しかしその部下にとったら行動を正しても、怒られた事が頭から離れないのでしょう。

 

この先に考えられる「起きるであろう事」は大きく2つです。

・今回怒られた事に限らず、近いうちに退職する。

(どの会社に勤めても、怒られない事はありません。退職しやすい方と予想できます)

・いずれキレるか、心の病気になる。

(人はいつまでもストレスを抱え続けられません)

 

一番考えやすいのは退職が予想されます。

そして実際僕が話しをしてみたら、退職を考えていると吐露しました。

 

 

本人も気付かない本音が行動に表れる

 

行動や発言に疑問を持って話してみると、本人も理解していないような事まで分かる時があります。

 

それは違和感のある言葉を発します。

 

例えば政治家が炎上するような発言をします。

それを炎上してから謝罪したり、言っていませんと否定したり。

 

それは元々自分で思っていたんです。

自覚しているしていないは関係なく、思っている事が出てしまった表れです。

 

もっと身近な伝え方をします。

同僚の1人を嫌いだとします。

すると上辺では仲が良いように装いますが、表情や言葉の節々には嫌悪感が出ます。

自分の行動に思い当たりありませんか。

 

本人は自覚が無くても表情や言葉を聞いて「なぜ」を考えると、概ね人間関係が見えてきます。

 

よく観察し、「なぜ」を考えると本質を炙り出せます。

 

 

 

人の行動理由を知ると予測行動を立てられる

 

「戦いの前に大方、決着はつきます」

 

なぜには過去から得られる事を元に、未来の先手を取れます。

 

僕の話しをさせて頂きます。

パートの1人の発言に、怪しさを感じるようになりました。 

 

自分の違和感を信じて、その方の行動を調べました。

パートを信用出来ないのは辛かったですが、ちぐはぐな返答やおどおどした表情がどうしても気になったのです。

  

結果、退職しました。

理由は介護職の夜勤専門の方で、夜中やりたい放題やっていました。

カメラを付けて全容解明です。

 

あまり詳細はお伝え出来ませんが、早い段階で気付く事が出来ました。

 

 

予測は立てても決め付けは禁物

 

なぜを考えていると、冒頭お伝えしたように自分の考えた理由が間違っている事もあります。

 

これも実際あった僕の話しです。

 

突然休みがちになった人がいて、仕事中も集中できていない。

何か嫌な事があって辞めたい気分なのかと思いました。

よくよく話しを聞いたら妊娠して流産し、大きな心の傷を負ってしまった部下でした。

年齢も30代後半で、出産するにはあまり時間的な余裕が無い方です。

 

それを知らず無神経に根掘り葉掘り聞くと、傷口を広げます。

 

だから相手が自分の思っている以上に深刻な状態にあるかもしれない事も想定しましょう。

 

相手の行動から仮説を立てるのは自由です。

しかしそれを確かめるために、聞き方が重要です。

決め付けた言い方をすると、相手は嫌悪感を持つ事もあります。

 

だから決め付けた言い方ではなく、「最近元気無い様に見えるけど、何かあった?」と相手から話しやすい状況作りをしてください。

 

 なぜを考える事で先手をうって、対応を早くする事が出来ます。

試してみてください。

 

終わります。 

 

 

今日も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

あなたの明日は今日よりも苦難が減り、より多くのチャンスと幸福に恵まれた1日になるように。

また明日。

 

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